衆人愛敬(しゅにんあいきょう)
月替わり御朱印11月は紫式部です。
法華経観世音菩薩普門品の経文。
観音経として有名な経典ですが、お願いをすると何でも叶うという観音様の力が説かれています。
能の観阿弥、世阿弥、音阿弥という方は、三代が観世音と名乗っていたほど観音様への信仰が深くあったのでしょう。
世の音を感じること、瞬時に大衆の心を感じとり、その場にあった芸や舞を表現するわけですから、観音様の徳を頂戴するために信仰に結びついたのかもしれません。
観世音菩薩普門品では、女の子が授かりたいと思えば、観音様にお願いすると、沢山の人に愛され美し女の子を授かる事が出来るでしょう、と説いてあります。
そして、その様な立派な女の子が授かったのは、あなたが徳を積み、あなたのお母様が徳を積み、その徳により多くの人々にあなたのお子さんは愛されていきます、と説かれています。
徳を積むとは人の為に良い事をすることです。
私達は誰もが幸せになりたいと願っています。
愛され、褒められ、必要とされ、人の役に立つよう、徳を積む生き方をしていけば、自信とともに毎日を生き生きと過ごせることでしょう。
衆人愛敬、多くの人に愛され尊敬されるような生き方を観音様は教えています。
![智弘院の御朱印]()
衆人愛敬
紫式部
11月の御朱印です。