お坊さんシリーズ。
第二弾【合掌】
書いてある言葉は、「自解仏乗」(じげぶつじょう)
自ら仏乗を解す。
他から教えを受けることなく、自ら仏法の深義、仏の境智を悟ることです。
天台宗の天台大師智顗禅師は、法華三大部『法華玄義』『法華文句』十巻『摩訶止観』を著して、『法華経』こそ、八万四千もあるといわれる仏教経典のなかで、もっとも正しく仏の出世の本懐、説法の結論、根本精神を説き明かしたものと悟られました。
日蓮聖人は、
「聖人と申すは師無くして我と覚れる人なり。仏滅後、月氏・漢土・日本国に二人の聖人あり。所謂天台・伝教の二人なり。此の二人をば聖人とも云ふべし(中略)道場にして自解仏乗し給ひぬ」
天台大師、伝教大師を「自解仏乗」の聖人であると言われています。
![智弘院の御朱印]()
自解仏乗