なかざとやくしどう
中里薬師堂のお参りの記録一覧
R6.2.11 こちらのご開帳を知ってから、数年越しでのお参り。
特に「コロナ禍」があったため、行きたくともいけないということがありましたね。
周辺は住宅街で、駐車場などないところ、今回は「湖北駅」近くのスーパーさんにお世話になりました。これだけで、ホントに身近な住民の方に護られてきたことが、よくわかります。
この日、底抜けの青空。風もなく、まだ冬にも関わらずとても暖かい日。
スーパーの駐車場からゆっくり歩きだす。
休みだからなのか、駅前全体が静か。田舎者にはとてもありがたい環境。
こういうJRの駅もあるんですね。
線路を横切って、少し歩くと「お堂」の背中が見えてくる。
わたくし、基本、方向でもって移動するので、自分の「野生」が当たるとうれしい。
事前学習では、「自治会館」が併設されていること、見逃したようで、想定以上の人出に少々困惑(笑)
背広・ネクタイの自治会の方が、受付をしている。これにはもっとびっくり!
正直、こちらはすごく気楽な気分でお参りに来たのであります。
しかし実際は、自治会の重要な行事として「ご開帳」をしてくださっている。
自分の気楽な態度がやり切れなくて、いったん受付を離脱。
キチンと気持ちを落ち着かせる。
バッグを確認すると、幸いなるかな、小さい「ポチ袋」が入っている~祝儀・不祝儀、どちらも、ふくろを用意しておくのは、ひとつ、生活の知恵かもしれません。
とりあえず「ご喜捨」を準備して、再度、受付に臨む。
受付さんは、20代前半の男性と、50代の男性。恐らくは、自治会の行事をマンツーマンで伝授している模様。
若者はぎこちないながら、元気がよい! 見ている方は気持ちがいい!
こんな風に、自治会行事、引いては歴史的行事がこれからの世代に引き継がれてゆけばいいですよね(笑)。
「地元の者でもないし、こちらの寺院の檀家でもないのですが、お参りしてもいいんですか?」
とびくびくしながら受付をすると、「全然、大丈夫ですよ!」と申されて、守り本尊の「絵札」、ワンカップの「お神酒」?、パンフと。
そして
いちばん驚いたのは、「赤飯」をいただけたということ。
JRが走っていて、東京への通勤圏にありながら、歴史を護ろうとする自治会活動がしっかり生きている。このことに大変感動いたしました。
これまで何か所か「秘仏ご開帳」に参加させていただいたことはありますが、ここまで自治会の方々の 「地元の歴史を護る」という気概が感じられたところは、正直ございませんでした。
お堂に入れていただき、ご本尊、脇侍、そして12神将さま方をじっくりご拝顔させていただきました。
写真もオーケーということでびっくりしましたが、撮影しつつ己が目にしっかり焼き付けました。
お参り後、お堂周りもじっくり観察。境内はビックリするほど狭小な地ではありますが、しかし、住民の方々が江戸時代以来、この地をお護りくださった歴史の大きさに、凡夫のワタクシ、ただただ頭をたれるばかり。
さぁ、これを見て、われは何をする?
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