萬満寺

千葉県 馬橋駅

とても良い天気でしたが、逆光で金剛力士像の拝観が叶わず。
また次回のお楽しみにします。

過去の参拝記録です。訪れたのは2021年10月3日。秋口でしたが、よく晴れて汗ばむくらいの陽気。JR馬橋駅から歩く事8分ほど。私の滞在中、参拝客は私1人だけ（！）。

建長8年（1256）、当時の小金城主千葉頼胤が、鎌倉極楽寺の良観房忍性を招聘して堂宇を修め、真言宗の大日寺を開いたのが始まりと言われています。
康暦3年（1379）には、千葉満胤が鎌倉の瑞泉寺にいた夢想国師の高弟古天周誓を招いて、臨済宗寺院として中興開山しました。萬満寺の「満」は当時の関東管領足利氏満（1358～1398）のから一字取って号したもの。

運慶の作とも伝えられる国重要文化財の仁王像や、中気除けにご利益があると伝わる不動明王像等で名高い。春秋の例大祭や年始には仁王像の股の下をくぐって無病を祈願する｢仁王の股くぐり」が行われ、多くの参拝客で賑わいます。
（松戸市観光協会HPより」

境内には義真弁財天などもあり、カラッと明るい雰囲気はかつての真言寺院の頃の名残りでは、と勝手に推測。庫裡に廻って、ご住職より書入れの御朱印を頂きました。例大祭や年始の「股くぐり」以外に大きな注目を浴び、賑わう機会は余り無いようですが。これだけ由緒ある古刹に普段関心を寄せられないのはちょっと寂しい。

でも逆にそれだけ皆さん日々忙しく張りを持って過ごしていると考えれば、それで平穏で幸せならいいのかなと。仏様が各方面から引っ張りダコで忙し過ぎるのも、考えものかもしれません。

法王山 萬満寺(臨済宗 大徳寺派, 1256年)
山門(仁王門, 仁王像(金剛力士立像, 重文)), 鐘楼堂, 水かけ不動尊
本尊は阿弥陀如来, 足利義満ゆかり, 全国唯一の中気除不動尊霊場