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岩木山神社ではいただけません
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いわきやまじんじゃ

岩木山神社のお参りの記録(1回目)
青森県弘高下駅

投稿日:2022年10月14日(金)
参拝:2022年9月吉日
5

【陸奥國 古社巡り】

岩木山神社(いわきやま~)は、青森県弘前市百沢字寺沢にある神社。津軽國一之宮。旧社格は国幣小社で、現在は神社本庁の別表神社。祭神は、顕国魂神、多都比姫神、宇賀能売神、大山祇神、坂上刈田麿命(坂上田村麻呂の父)。別称は「お岩木さま」、「お山」、「奥日光」。楼門、拝殿、本殿、奥門、瑞垣、中門は国指定の重要文化財。岩木山の登拝行事は国の無形民俗文化財。

創建は不詳。創建には諸説あり、最も古いもので奈良時代の780年に岩木山山頂に社殿を造営したのが起源とする説がある。平安時代の800年に、坂上田村麻呂が岩木山大神の加護により東北平定をなし得たとして、岩木山山頂に社殿を再建して奥宮とし、山麓に下居宮(おりいのみや:麓宮)を建立した。1091年に神宣により下居宮を現在地に遷座し、百沢寺(ひゃくたくじ)岩木山三所大権現と称した。
安土桃山時代の1589年、岩木山の噴火により百沢寺は全焼したが、1603年に津軽為信により再建を開始、以後津軽氏の保護のもと、弘前藩の総鎮守とされた。明治時代に入り、神仏分離により寺院を廃止して岩木山神社とし、国幣小社に列格した。

当社は、JR奥羽本線・弘前駅の西方13kmの岩木山東南麓にある。鬱蒼とした森に囲まれている境内はかなり広く、入口から社殿にかけては長く真っ直ぐの参道を徐々に登って行く。社殿の手前には大きな楼門があり、続いて中門、拝殿、奥門、本殿と一直線に並んでいる重厚な造り。式内社ではないし、元々の一之宮ではないが、これらに負けず劣らずの荘厳さ、重厚感の魅力的な大社。

今回は、津軽國一之宮(新一の宮)、旧国幣小社であることから参拝することに。参拝時は休日の朝早めの時間で、土砂降りの荒天にも関わらず、多くの人々が絶えることなく参拝に訪れていた。
岩木山神社の建物その他
境内南東端入口の<社号標>。鳥居は離れていて、入口は駐車場になっている。
岩木山神社の鳥居
参道のスタート地点にある<一之鳥居>。石製の両部鳥居。
岩木山神社の鳥居
参道進んで<二之鳥居>。石製の明神鳥居。
岩木山神社の鳥居
さらに参道進んで<三之鳥居>。朱色に塗られた木製の両部鳥居。
岩木山神社(青森県)
三之鳥居の手前左側の奥まったところにある<奥富士出雲神社>。
岩木山神社(青森県)
参道を徐々に登りながら進むと、左右が開けたところに出る。
岩木山神社(青森県)
参道左手にある<授与所>。御朱印はこちら。
岩木山神社(青森県)
参道右手の階段を上がったところにある<社務所>。大きな建物でなんと茅葺屋根。(;゚Д゚)
岩木山神社(青森県)
神橋を渡って進むと、正面に聳え立つ大きな<楼門>。江戸時代初期1628年建立。弘前藩2代藩主・津軽信牧により百沢寺の山門として建立された。桁行17m、梁間8m、棟高18m、入母屋造、丹塗り、栃葺形銅板葺。国指定の重要文化財。
岩木山神社(青森県)
参道右手にある<手水盤>らしき石。
岩木山神社の狛犬
楼門手前、参道左側にある<狛犬>。力強く、個性的な風貌。
岩木山神社の狛犬
楼門手前、参道右側にある<狛犬>。左側の狛犬とは作者が違うのかな。
岩木山神社の山門
楼門をくぐって、すぐ正面に見える<中門>。江戸時代中期1694年建立。弘前藩4代藩主・津軽信政により百沢寺大堂(現在の拝殿)の門として建立された。切妻造の四脚門、栃葺形銅板葺。楼門、瑞垣ともに国指定の重要文化財。
岩木山神社(青森県)
中門前、階段左側の<狛犬>。こちらも個性的な風貌で年季が入っていそう。
岩木山神社(青森県)
中門前、階段右側の<狛犬>。
岩木山神社(青森県)
<中門>内部。扁額には「北門鎮護」とある。
中門は柱などの軸部が黒漆塗りで、木鼻・袖切等は朱塗り、蟇股・欄間は極彩色。中門と同様に国重文となっている<奥門>(間近では見られない、本殿前の門)も同様の技法で造られているとのこと。
岩木山神社の本殿
<拝殿>正面。1640年建立。百沢寺の本堂として造られた。桁行5間、梁間5間、入母屋造平入、栃葺形銅板葺。外部は丹塗り、内部は弁柄塗り、千鳥破風の彫刻や蟇股は極彩色。
岩木山神社(青森県)
楼門と中門の間の参道両側に立つ、美しい造形の<青銅燈籠>。「弘化3年」の銘があるので、江戸時代後期の1846年に奉納されたみたい。
岩木山神社(青森県)
拝殿後ろの<本殿>。本殿の前にあるのが<奥門>。ともに国指定の重要文化財。
本殿は、1694年に4代藩主・津軽信政により建立。三間社流造銅瓦葺。豪華絢爛な建物のようだが、一般参拝だとこの画角範囲が限界。(^_^;)
岩木山神社(青森県)
社殿の右奥の、池の上にある<白雲神社>。参道には「白雲大龍神」と書かれた白い奉納旗がたくさん立っている。
岩木山神社(青森県)
社殿の右手奥にある<稲荷神社>。参道には「稲荷大明神」と書かれた赤い奉納旗がたくさん立っている。
岩木山神社(青森県)
稲荷神社から楼門まえに抜けようとした時に発見した<禊所>。
そう言えば当社では<手水舎>を見掛けなかったが、地元の人は楼門通過前にこちらで手を洗っているみたい。(^_^;)
岩木山神社の狛犬
もう一度<楼門>に登ってみると、階段を登り切ったところに面白い彫刻を発見。
岩木山神社の狛犬
逆サイドは登りの姿で、下りと姿と対になっているみたい。
岩木山神社(青森県)
最後に、楼門から見た境内全景。自然に抱かれたような、荘厳で神聖な雰囲気が素晴らしい。
岩木山神社の周辺
(おまけ)駐車場の端にあった、お土産のお店。軽くのぞいてみると、、、
岩木山神社の食事
「青森名物」の売り文句に惹かれ、つい<ごへい餅>を購入。素朴な味で美味しい~♪ (^▽^)/

すてき

御朱印

みんなのコメント5件)

惣一郎さま✨

おはようございます。
岩木山神社さまのご投稿、楽しく拝見いたしました。ありがとうございます😊🙏🏻

いつ見させて頂きましても、お写真の素晴らしさ、凄いですね💕
それに、そこに自分も連れて行って頂いているかのように、写真の中に引き込まれて、不思議な感覚になります。
多分、絶対行けないだろう場所に、参拝した気分にさせて下さって、感激です。🥹
ありがとうございます😊🙏🏻

土砂降りの雨の中☔️、足元は大変だったと思いますが、木々や苔達の緑は鮮やかで、朱塗りの鳥居⛩や大きな迫力満点の楼門も、一層綺麗に見えるような気が致します。
また、社務所の茅葺き屋根も何と趣のあることか。素晴らしいですね。

最後のおまけ、これがまた楽しい😊👏🏻
ま〜るいごへい餅は初めて見ました。
美味しそうです♪😋

ありがとうございました😊🙏🏻

2022年10月15日(土)

なむなむさん、こんにちはー(o^―^o)
いつもコメントありがとうございます~!

関西からだと当社のある弘前市はなかなか遠いかと思いますが、関東からでも難易度はけっこう高いです。
なので、写真でお楽しみいただけたのであれば嬉しいです~♪

やはり特に歴史的建造物は過去の経緯、自然災害の地震・落雷・火事、戦国時代の兵火、米軍の空爆などに当たっていないと良いモノが残っていますよね。
青森県だと、青森市は空爆に遭っているようですが、弘前市はなかったようです。なので、弘前市の寺社仏閣は弘前藩・津軽家が相当大事にしていたものが、そのままが残っている感じでした。

今回は初めて青森県の寺社仏閣を廻ったのですが、美味しそうな名物があるか、センサーを張りながら廻ってみました。その一発目が(自分も知らなかった)「ごへい餅」です。醤油で軽く焼いてある、すこし甘めのお餅で、昭和の子供のころ食べたような懐かしい味でした~♪ (^▽^)/

2022年10月15日(土)

惣一郎さま✨

そうでしたか。
歴史のある寺社仏閣へ参拝しますと、何度も何度も、焼失しては再建したと記述を見たりして、驚いて参りました。そうですよね。戦争で焼かれてしまったり壊されたりということもあったのですよね。
本当によくぞ残ってこれた、と感じることが多ございますね。
大切な歴史のある尊い建造物を、いかに維持、保存していくか、難しいことなんでしょうね。
たくさんの人に縁に触れてもらいたいが、その裏返しに、傷んでしまうことと背中合わせの難題ですものね。
参拝する側としても、ルールを守って、大切なもの、尊いものとして、いつも忘れずに訪れたいと思いました。

おまけで…
ごへい餅は、甘い味噌が塗ってあるものしか食べたことないです。
甘いお醤油味、美味しそう😋

2022年10月15日(土)

なむなむさん(o^―^o)

青森の北川商店「ごへー餅」について、改めて調べたところ、なむなむさんのおっしゃる通り、裏面記載の原材料名は(うるち米粉(青森県産)、砂糖、米みそ、食用大豆油、食塩、小麦粉)とありましたので、味付けは<味噌>でした。

お詫びして、訂正させていただきます。。。m(_ _"m)

2022年10月15日(土)

惣一郎さま✨

あらまぁ、お調べになったのですか?
どうしましょう🫢
ごめんなさい。🙇🏻‍♀️
深い意味などなかったのです。🙇🏻‍♀️
こちらこそ、お許し下さい。
丁寧に、ありがとうございました😊🙏🏻

2022年10月15日(土)
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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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