じぞうじ|真言宗智山派|摩尼山
地蔵寺のお参りの記録一覧
知多四国八十八ヶ所巡りの2寺目は、知多市大草に在る第70番札所の摩尼山 東光院 地蔵寺です。
1寺目の大智院から西へ約1.5km。
真言宗智山派で、本尊は秘仏・地蔵菩薩。
こちらに所蔵の大日如来坐像と薬師如来坐像は市指定文化財です。
天平年間(729~49年)に行基が当地に伽藍を建立し、大日如来を彫って安置して、山号を大日山と呼んだ(寺号は不明)。その後、500年間は無住で伽藍は荒れ果て草が生え、近隣住人は「大草」と呼ぶようになった。文永年間(1264~74年)に蓮華寺の中興良敏上人がこの地に来て大日如来を拝し、その姿の美しさに感銘を受け、伽藍を再興。また、京都の親勝寺(廃寺)の大図上人から授かった地蔵菩薩像を本堂に安置し、摩尼山地蔵寺とした。永亨年間(1429~41年)に蓮華寺から政舜が来て、更に尾張の津島牛頭天王社から津島牛頭天王を勧請し鎮守とした。また、地蔵寺を本寺とする東光院、福生院、奥之坊、大日坊、今寺を建立。その後、火災に見舞われるなどして、第十世の秀雄の時に東光院の薬師如来と地蔵寺の地蔵菩薩を合わせて摩尼山 東光院 地蔵寺とし、現在に至ります。
寺院の道路を挟んだ西側に20台位停めれる駐車場がありましたので停めさせて頂きました。山門は無く、寺号柱。境内に入ると先ず大日堂。堂内には入れず、金網越しですが中の様子はわかりました。真ん中に大日如来坐像、右側に薬師如来坐像、左側に毘沙門天立像でした。大日如来坐像(市指定文化財)は、高さ約160cm、鎌倉時代の作、彩色が落ちて地色?の白色が出てしまっているようです。がっしりして(失礼ながら)近所の髭を生やしたオジさんという感じがしてしまいます。薬師如来坐像(市指定文化財)は、高さ約60cm、鎌倉時代の作、穏やかなお顔をされていましたが、大日如来坐像の半分以下の大きさですので細部まではわかりませんでした。
大日堂の右隣に弘法堂。一見すると本堂と間違えてしまいます。立派なお堂です。戸口の横に自販機。飲料水の自販機かと思いきや、御守りの自販機でした。寺院の方がご不在の場合でも購入できますからいいですね。戸口を少し開けて、弘法大師に手を合わせました。弘法堂の横は庫裏で納経所がありましたので御朱印を頂きました。
更に奥へ行く道がありましたので進むと少し下がった所に本堂がありました。内陣には閉扉された厨子があり、秘仏本尊の地蔵菩薩が祀られていると思います。(開帳予定は無いらしい。)
裏側へ廻ると延命水掛地蔵尊、昔から眼病または様々な病を治すと言われおり、お地蔵さんに水を掛けて自分の悪い所と同じ所を撫でると治るという謂れがあり、つるつるになっています。
昔、江戸時代の頃、目が見えない「お竹さん」という女性が夢を見て、井戸に落ちてしまったお地蔵さんが出てきて、「井戸を改修して私を助ければ、目が見えるようになるだろう」と言った。そして、お竹さんはお地蔵さんを井戸から引き上げて、井戸を改修してお地蔵さんも清水で洗い続けたら見えなかった目が開いて見えるようになった。その評判から周りの人達がお参りに来るようになったそうです。
御朱印
大日堂
大日如来坐像
薬師如来坐像(金網越しのためピントが上手く合わず)
手水
弘法堂
御守りの自販機
不在の場合でも購入できますからいいですね。
(もう一度、足を運ぶ必要がない)
鎮守社
庫裏の前にも鎮守社
手水
本堂
本堂内
延命水掛地蔵尊
知多四国八十八ヶ所霊場 第70番札所
大草城址のすぐ横にあります。
境内に大きめの休憩所があったりとかなり広いお寺でした。
入り口から1番奥にあるのが本堂で、その後ろにはお告げによって井戸から引き上げられた延命水掛地蔵尊が安置されていました。優しい雰囲気のあるお寺でした。
大師堂
1番奥にあるこちらが本堂
本堂の後ろには井戸から引き上げられられた延命水掛地蔵尊が安置されています。
本堂の前にあるこちらの井戸から引き上げられたそうです。
入り口
隣にある大草城址公園の城型展望台
一時期ここに若い頃の織田有楽斎がいたそうですが、城は未完成で終わったそうです。
名鉄「歩いて巡拝(まい)る知多四国」イベント参加で、知多四国八十八所霊場巡りの第70番札所として参拝。
入口。
本堂。ご本尊の延命水掛地蔵尊を祀る。
大師堂。
弘法大師の像。
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