カラス文字切り絵御朱印について

期間：8月10日〜秋頃まで
初穂料：1,200円
※絵馬は4色から、祈願内容は「家内安全」または「招福開運」からお選びいただけます。
※こちらの御朱印は、漆黒の色を表現するために、墨による特殊な加工がされております。表面に付着している墨が他の御朱印に色移りする場合がございます。お取り扱いには十分にお気をつけください。
※郵送授与で色と祈願内容の指定がない場合は、黄土色（木の色）の絵馬で「家内安全」とさせていただきます。

———————-————————————
〜八咫烏のお話〜

平成16年に紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録された和歌山県の熊野古道には、「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」が熊野三山として鎮座し、熊野速玉大社は新宮とも呼ばれ、その元宮となる神倉神社は、熊野三山に祀られる熊野権現が降臨した聖地と伝えられています。

　熊野三山では、八咫烏で表現された独自のカラス文字を用いて、それぞれ意匠が異なる「熊野牛王神符（くまのごおうしんぷ）」が授与されております。
『古事記』によると、八咫烏は神武東征の際に皇軍が熊野の山中で進路を見失ったとき、一行の前に現れて、荒ぶる神に害されることがないよう大和橿原に至るまでの道案内をした熊野の大神さまのお遣いとされています。
八咫烏の導きにより、神武神武天皇は無事に国の統一を成し遂げることができました。
　また、『神道集』によると、第7代孝霊天皇の時代に、降臨したばかりの熊野権現の元へ猟師を導いた八咫烏は、途中金色に姿を変えたことから、太陽の化身としてもいわれます。
　このように、勝利へと導く神さまとして信仰される八咫烏で表現されたカラス文字を用いた護符は、太陽神としての強い力をもって、あらゆる災厄から人々を守ってくれるものです。

　熊野三山からの勧請により建立した当社においても、独自のカラス文字を用いた護符を授与させていただきます。
　中心上部の八咫烏がくわえる梛の葉（梛は生命力がとても強い熊野の御神木です）は、魔除けや厄除けの意味を持つ水引で神職が一葉ずつ結んだものを添えております。
　絵馬に書かれた皆さまの願意が叶い、熊野の大神さまのお導きにより、よき人・よき仕事・よき機会と素晴らしいご縁に恵まれますように。

◯豆知識
当社の八咫烏みくじは、黒から金に色を変えた八咫烏の逸話を元に黒と金でご準備させていただいております。
一つ一つ表情も微妙に違うので、お気に入りの八咫烏を見つけてください♪