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東海市熊野神社の日常(38回目)愛知県高横須賀駅

末社前の狛犬さん

投稿日:2022年08月09日(火)
 狛犬とは、寺社の入口や拝殿などの正面に、左右一対として配置された獅子(向かって右側)や高麗犬(向かって左側)を模った像のことです。
 狛犬の起源は、古代オリエントに国王の玉座に刻まれた最強の守護獣ライオンに遡り、インドや中国、そして高麗を通して、日本へ渡来しました。
 平安時代には魔除けとして宮中で用いられ、やがては邪気を払い神前を守る霊獣として寺社に配置されるようになりました。

 当社の末社前には、関東地方で多く見られ、東海地方としては珍しい「江戸流れ」の狛犬が配置されております。
 この狛犬は、明治期に作られたものと考えられますが(作者不詳)、奉納者の方が東京在住(台座後ろに彫刻)であったことから、江戸流れの狛犬が奉納されたと考えられます。
 昭和期の拝殿の改築に伴い、正面から末社前に配置換えされました。
 向かって右側の狛犬は、「阿」の形に口を開けているので、通説的見解によると雄と考えられますが、めずらしくも足元で子狛をあやしています。
 このように子狛を持つ狛犬は、「子取り」といい、子孫繁栄のご利益があります。
 一方、向かって左側の狛犬は、「吽」の形に口を閉じているので、雌と考えられますが、足元には子狛ではなく、玉が添えられています。
 このように玉を持ったり加えたりしている狛犬は、「玉取り」といい、家運隆盛のご利益があると考えられています。
 ただし、サンスクリット語の最初の音「阿(あ)」を万物を生み出す存在ととらえ、阿形を雌、最後の音「吽(うん)」を雄ととらえる見解や、はたまた霊獣にそもそも性別はないと考える見解や、深い意味はなく単にその狛犬が作られた時代の流行によるものと考える見解があります。

 さて、8月より狛犬ファンの皆さま待望の「狛犬御朱印」の授与を開始しました。
 言わずもがな、末社前の江戸流れの狛犬をモデルに、マルチアニマルクリエイターのひかるさんにハンコを製作していただきました。
 歴史が深く、謎もたくさんの狛犬ですが、移りゆく季節に合わせて、12ヶ月間背景を変えて授与させていただく予定なので、好みの狛犬御朱印を見つけてください♪
東海市熊野神社の狛犬
狛犬
東海市熊野神社の狛犬
狛犬
東海市熊野神社の狛犬
狛犬
東海市熊野神社の御朱印
狛犬御朱印

すてき

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