【平和を願う御朱印】について取材されました

　朝日新聞社さんとTBSのNスタさんから「平和を願う御朱印」について取材を受けました。
　また、社頭授与、郵送授与ともに多くの方にご賛同いただいており、ありがとうございます。
引き続き、ご協力よろしくお願い申し上げます。

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〈この御朱印に込めた想いについて〉

　「和を尊ぶ」という言葉があるように、古来から大和の邦に住む日本人は「和」を大切にしてきました。
　この「和」という言葉について少し考えると、しばしば、角を立てずに仲良くする「事なかれ主義」に捉えられてしまうことがあります。

　しかし、私は、「和」の本来の意味は、全体の価値観をひとつの同じものに統一することではなく、立場や価値観の異なる人がたくさんいるこの世界で、違いを超えて、共通の大きな目的、たとえば平和に向かって協力する、これが真の意味での「和」だと考えます。

　また、私も含めて、日本には戦争を体験した人は少なくなっており、たとえば今回のウクライナの件だけではなく、シリア・アフガニスタン・ウイグルなど世界で起きていることを、文字や映像などを通して知識として得ていたとしても、なかなか当事者意識がわかず、やはりどこか対岸の火という感覚になりがちです。

　私には、ユーゴスラビアの内戦を経験をしたセルビア人の友人や、シリアからドイツに渡りドイツで勉強し直して医師となった友人がおり、彼らは同年代なのですが、私たち日本人とはまったく違った青年時代を過ごしており、彼らの話を聞いて自分も世界の平和のために何かできることはないかと考えつつも、漠然と日常を過ごしてしまっていました。

　しかし、今回、在日ウクライナ大使館が公式に、使途を人道支援に限った寄付の受付を開始したことを受け、「平和を願う御朱印」をご賛同していただける方に授与することで、少しでも行動に移せたらいいなと考えました。

　そして、この御朱印を受けられた方も、そうでない方も、皆さんに平和の象徴とされる「折り鶴」を折っていただくことで、一人一人の意識が問題に向き、平和についてより深く考えるきっかけとなれば幸いです。

　　　　　　　 熊野神社　権禰宜　伴野仁美
 

〈御朱印のデザインについて〉

　爆弾の落ちてこない美しい青空をイメージして水色の和紙で、世界中一人一人の心が平和へと繋がるよう地球の円い形をハートで押印し、中心には熊野の御神木である梛の葉を押印して、「和」という言葉を書きました。
　梛は、熊野信仰において、「凪（なぎ）」に通じることから、平穏をもたらす木とされています。

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以下、御朱印の詳細について再掲

●平和を願う御朱印
※こちらの御朱印の初穂料はまとめて在日ウクライナ大使館へ寄付します。

●期間　3月1日〜3月31日
※一旦3月で締切り、4月は新たなデザインを考える予定です。

●初穂料　500円
 
●郵送授与※申込みの現金書留は3/31必着！
現金書留で、御朱印初穂料に返送用のスマートレター費用180円を加えた代金を入れ、ご希望の御朱印の枚数を書いた紙を添えて、下記の住所までお送りください。

〒477-0032
愛知県東海市加木屋町宮ノ脇43
熊野神社社務所

※現在たくさんの郵送授与のお申し込みをいただいております。順番に対応させていただいております。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

●協力
  当社の専属モデルを務める大寺果音さんの所属する大寺資二バレエアカデミー出身の生徒さんたちも東欧諸国で活躍しており、在東欧日本人の無事も心配されます。
　果音さん が「平和」をテーマに描いたバレリーナのイラストを印刷した紙にはさんでご準備させていただきました。


　最後に、ウクライナ限らず、世界には紛争や戦争で日常が脅かされている人々がたくさんいることに心が痛みます。
　一人でも多くの人が笑顔でいられるよう願います。
　一人一人の意識が世界の平和への大きな一歩に繋がることを信じて。
Everybody wishes for global peace :)