四月の御朱印

　当社では、月毎に和紙の色を変えて、御朱印を書かせて頂いております。

　江戸時代の書物「暦便覧」には、「万物発して清浄名潔なれば此芽は何の草としれる也」と記され、万物が清々しく明るく美しく照らし出される季節の到来を表現しています。ふと境内に目をやると、桜の蕾が一斉に芽吹き、竹林の筍も瞬く間に大きく成長し、自然界では木々草花の新芽があちらこちらで顔をのぞかせます。
他方、我々にとっては、新生活や新学期の準備に追われる慌ただしい時期でもあります。生命力溢れる春の息吹を感じ取り、エネルギッシュにお過ごしいただけるよう願いを込めて、今月の御朱印は桜柄の和紙にてご準備させていただきます。