開創は古いと思われるがはっきりしない。
天文5年（1536）3月29日祐慶という僧が中興したとあり、これより代を数えている。
当寺に現存する文書に「再々の洪水により流失する」と記され、細部の事情を知ることができない。
口伝によれば「明和9年5月ごろ、桑名御坊へ提出した誌事宝物書上帳に『祐慶を初代とする』と記されている。」
第12代海音は、本山特派布教誌使として、九州博多辺りまで名声高く、佐屋川を笹塚渡船て渡って聴聞にくる同行が堂にあふれたと伝えられている。
（『立田村史』より）

阿弥陀如来立像

不詳

（中興）祐慶