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ほうぞうじ|真宗大谷派田中山

法蔵寺の御由緒・歴史
愛知県 浅間町駅

ご由緒

歴史の古い寺ですが、この地に移ったのは、清須越直後の寛永3年(1626)です。お菓子で有名な新道の近くにあり、新道六ヶ寺の一角を占めています。江戸時代には樽屋町の大木戸を軸に西の守りでもありました。
 鴫塚には貞享元年(1684)芭蕉がこの辺りの田中の里で詠んだ「刈跡や早稲かたかたの鴫の声」の句が刻まれています。安政3年(1856)冬、暒湖・三四等の発起で建てられたもので、文字は竹村鶴叟(たけむらかくそう)の筆です。傍らに当寺の住持大夢の建てた「鴫塚」としるした標石が立っていますが、これは再建碑で原碑は戦災で焼失しました。
 芭蕉は那古野の円頓寺にも訪れ、「ありとあるたとえにも似ず三日の月」の句を残していますが、幅下で唯一の芭蕉の鴫塚の句は貴重な文化遺産です。昭和52年名古屋市史跡に指定されました。

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