くびきりじぞう(みがわりじぞう)・つしまじんじゃ
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楽しみ方首切地蔵(身代地蔵)・津島神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2025年08月15日(金) 07時40分05秒
参拝:2025年8月吉日
お地蔵さまが祀られているのは、味鋺の一ノ曽だ。一ノ曽の地に郷士(ごうし)(農民で武士の待遇を受けている者)の五左衛門という者がいた。五左衛門の家では、近くの百姓家の娘が家事いっさいをまかされて住み込みで働いていた。娘は、明るくて働き者だ。朝早く起きて、五左衛門の家の近くのお地蔵さまに出かける。お地蔵さまの前で、手をあわせて、長いことお祈りをする。両親の健康と、今日一日の勤めが無事に終わることを祈るのだ。娘は誰からも好かれていた。一ノ曽で娘のことを悪く言う者は、ひとりもいない。それに対して、五左衛門の評判は、すこぶる悪かった。酒を飲むと刀を振りまわして、あばれるのだ。
ある日のことだ。五左衛門の所に城下から侍が遊びに来た。酒の席になった。娘は何度も燗をして座敷に運んだ。そのうち、思わず徳利を盆から落としてしまった。酒が座敷にこぼれる。五左衛門は有無を言わせず、一刀両断に娘を切りすててしまった。血しぶきが座敷に乱れ飛んだ。
翌朝、娘はいつものように早く目覚めた。手も、足もあるのを見て、昨日のことは、夢であったのかと思った。夢にしては、昨夜のことは、あまりにも生々しすぎる。座敷に、たしかめに出かけてみた。血の海になっている。昨夜は、本当に切られたのだ。しかし、自分は、こうして生きている。どうしたことだろうと、お地蔵さまに出かけた。お地蔵さまは、首が切断され、胴体も二つに切断されていた。「私のかわりに、お地蔵さまが身代わりになってくださったのだ」娘は、ありがたさに、手をあわせて、その場に立ちつくしていた。
(『沢井鈴一の「名古屋の町探索紀行」』より)
ある日のことだ。五左衛門の所に城下から侍が遊びに来た。酒の席になった。娘は何度も燗をして座敷に運んだ。そのうち、思わず徳利を盆から落としてしまった。酒が座敷にこぼれる。五左衛門は有無を言わせず、一刀両断に娘を切りすててしまった。血しぶきが座敷に乱れ飛んだ。
翌朝、娘はいつものように早く目覚めた。手も、足もあるのを見て、昨日のことは、夢であったのかと思った。夢にしては、昨夜のことは、あまりにも生々しすぎる。座敷に、たしかめに出かけてみた。血の海になっている。昨夜は、本当に切られたのだ。しかし、自分は、こうして生きている。どうしたことだろうと、お地蔵さまに出かけた。お地蔵さまは、首が切断され、胴体も二つに切断されていた。「私のかわりに、お地蔵さまが身代わりになってくださったのだ」娘は、ありがたさに、手をあわせて、その場に立ちつくしていた。
(『沢井鈴一の「名古屋の町探索紀行」』より)

車の通行量が多いので注意して下さい。

路肩に車一台分の駐車場が確保されています。

右側が首切地蔵さん、左側が津島さん等が祀られています。

首切地蔵(身代地蔵)
左側の小さいのが切り落とされた首ではないのかなと思うのだが?
左側の小さいのが切り落とされた首ではないのかなと思うのだが?

国府宮、津島社、熱田神宮

地元の人々によって管理されています。

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