ちぐさいなりじんじゃ
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亀戸天神社に向かう途中で出会った千種稲荷神社。
錦糸公園の傍らにあり、午後には日陰になってしまうのだけれど、朱色の鳥居と社殿が目を引く神社さん。
その昔、粗末な扱いを受け火事を起こして怒りをあらわにしたとのこと。
しかしその後、適切な環境に祀られ、空襲から近隣住民を守ってくださったそうです。
そんなエピソードを知るとほっこりするのと、
いつまでも根に持ってはいけないよ。と、私に伝えるために引き寄せ学ばせてくださった気がしてなりません。
社殿上部にある二匹の白狐が仲良く戯れている彫り物がとっても素敵でした。
社標
鳥居
狛狐
手水舎
社殿
白狐が戯れている素敵な彫り物
墨田区錦糸に位置する千種稲荷神社。その創建年代は不詳ですが、江戸時代には柳島村の守護神として祭られていたと伝えられています。特にこの地は湿地帯であり、荒廃していた時期もありましたが、徳川幕府の治水工事によって整地され、武家屋敷が建設されることとなります。
●明治時代の変遷
明治時代に入ると、旧陸軍兵器廠が建設され、その敷地内に千種稲荷神社が存在していました。しかし、陸軍省は一度社殿を取り払う決定を下します。その後、周辺では火災が頻発するようになり、陸軍省はこの問題に頭を悩ませました。そこで、社を元の位置に再建したところ、奇跡的に火災が収束したというエピソードがあります。
●戦災と復興
1923年の関東大震災では、神社を含む周囲が灰燼と化しましたが、千種稲荷神社はほとんど被害を受けませんでした。さらに、昭和3年には錦糸公園が開園されると、周辺地域で火災が頻発することとなりましたが、神社を再び元の位置に祀ったことで、火災は収まったと伝えられています。
●現在の姿
戦後の1954年からは、千種講の有志によって神社の整備が行われ、玉垣や鳥居、参道などの増改築が行われました。1955年には、施設一切が東京都に寄贈され、管理が千種講に委任されました。また、1975年には吉野桜を区の公園課に寄贈し、地域の景観向上にも寄与しています。
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