摂津国三十三箇所(せっつのくにさんじゅうさんかしょ)とは、1980年に発足した「摂津国三十三箇所霊場会」が定めた、旧・摂津国(大阪府と兵庫県)にある33か所の寺院を巡る観音霊場。摂津西国三十三箇所とも言う。なお、1980年は摂津国八十八箇所の復活した年でもある。
西国三十三所や摂津国八十八箇所と重複している霊場も多いが、摂津国八十八箇所では巡らない六甲山の北側である神戸市北区や三田市、大阪府最北部の能勢町にも札所があるのが特徴である。
第1番札所である中山寺が霊場会の事務局を担っている。
専用納経帳も発足した1980年に作られたが、その後増刷は行われず2020年7月現在8番札所の勝福寺や22番札所の勝尾寺、23番札所の忍頂寺等に残るぐらいで、ほとんどの寺院では売り切れとなっている。そのためやむなく汎用の朱印帳を使って巡礼する人もいる。また1980年には霊場案内地図も作られたが、これもその後増刷が行われず、 5番札所の瀧勝寺や20番札所の常福寺などで今でも配布されているが、交通案内に「国鉄」や「西谷バス」の文字が残り、天上寺の位置が移転前という代物である。1980年には各札所の本尊のイラスト画が描かれた散華も作られており、今でも当時のものがほとんどの札所に残っている。本来は希望者だけに100円で頒布されるものであるが、札所によっては摂津国三十三箇所の巡拝者には必ず無料で渡される所や、希望者だけに無料で渡される所もある。
現在でも事務局が積極的に広報を行っている摂津国八十八箇所よりも遥かに参拝者は少ないものの、忘れ去られてはいない霊場巡りである。
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摂津国三十三箇所
観音
専用御朱印
600人
概要
引用:Wikipedia
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