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瑞松庵ではいただけません
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瑞松庵のお参りの記録(1回目)
山口県宇部駅

投稿日:2023年08月08日(火)
【 瑞松庵鎮守 住吉大明神は、第三世! 】

瑞松庵第二世の定庵禅師(大寧寺三世)が第三世を住吉大明神に移譲!
奥の開山堂には、住吉神が祀られていた。

お寺に住吉神が祀られているのは、瑞松庵と大寧寺の二寺の他、例は無いだろう。

「享保10年 防長寺社證文」の「瑞松庵」の記述の中で、「守邦ハ頼朝卿ヨリ七代嶋津元久ノ嫡子也、出家シテ國ヲ守ルヘシトテ僧トナリ、石屋ノ剃髪ノ弟子トナリ、竹居ヨリ嗣法、薩州福昌寺ノ三代也、定庵ヨリ住吉ヘ嗣法アリ、當庵ハ無法トナル~」とある。

また、
「住吉大明神に定庵に被授候血脈箱
定庵和尚初参會之時、對神汝何人乎
神答日
松風の聲の内なる 隠れ家にむかしも いまも住よしの神
血脈箱上書
自今己後不可出也」ともある。

大寧寺の住吉神温泉発見縁起譚のアーキタイプは、「瑞松庵システム」にあった。
竹居正猷禅師は、このアーキタイプを活用し、長門湯本エリアにおける温泉縁起譚を構成したのであろう、、、畏し!

大寧寺の住吉神と違って、瑞松庵の住吉神は閻魔大王のような表出だ笑。
交通を司るにあたりこれほどの迫力を表出させる必要があったのは、海路と道路の切り拓き、関所と担当者の配備、その運営等、交通システムを安定させるまではある程度のパワーが必要だったということだろうか。

大内家との関連で住吉神を祀るのは容易に想像がつくが「なぜあの時に、あの場所(瑞松庵)に住吉を据える必要があったのか」この問いの答えは、かなりタフなテーマだ。解明には今しばらくかかりそう。

物語を構成した張本人の調整能力(=企画者のホスピタリティ)と「船木」という場所の潜在性(≒海上交通としての要所開発:福岡の中津とのライン開発)にリーチするところから始めていくこととなるだろう。
瑞松庵(山口県)
【瑞松庵鎮守 第三世 住吉大明神】

定庵殊禅禅師の幻想生産テクノロジーの賜物、この物語を竹居正猷禅師が大寧寺にて、神話化させ展開させていく。
瑞松庵(山口県)
【 瑞松庵 開山堂 】
瑞松庵(山口県)
【 瑞松庵 開山堂 】

4世の仲翁守邦禅師、島津元久公の嫡子。
瑞松庵(山口県)
【 瑞松庵 住吉神社への鳥居 】
瑞松庵(山口県)
【 瑞松庵 住吉神社 】

ここで神楽が執り行われていたようだ。
瑞松庵(山口県)

すてき

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