かんつうじ
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
感通寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2023年12月30日(土)
数日前に、こちらで「オフ会」を開催するとの情報が入る。
年末の、押し詰まったこの時期に!
家から決して遠くない。電車は、結構な区間、通勤定期でまかなえる。
どうしたものか?
迷ったら実行の方針、何も考えず行くことに。
お寺さんを軸足としているワタクシには、お寺さんで「オフ会」は大歓迎!
しかし
ひとつハードルがある。それは
ワタクシが、真言信徒 であるということ。
日蓮宗開祖の「日蓮お上人」は、ある筋から聞いたところ、「お大師さん」を教えの上から嫌っているらしい。
それを知りつつ、オフ会とは言え、行くのはどんなもんだろう、というためらいは正直ありました。
日ごろ、日蓮宗のお寺さんをお参りする際には、いつも首すじ辺りに冷たいものを感じつつお参りすることが多くありました。
今回はご祈とうもあるということ。
その中で、自分の存在が邪魔になったらいやだなぁ、と思いつつも、「ホトカミ」のために自分がすべきこと、それを今優先すべきと結論し、参加することに。
と、ためらいを感じつつ、気持ちで負けてはならないと思い、カジュアルシャツの上に
「同行二人 南無大師遍照金剛!」
のロゴ入りお遍路Tシャツを着こみました。
メトロ「早稲田」駅を出るも、もう方向がわからない~これだから都内の寺社さんは苦手(笑)。
外へ出ると、家々が建て込んでいる。
道はグニャグニャ、あちこちから交差。江戸のなごりがそのまま。事前の予習では、なんとこの辺り、「寺町」なんですね。
それを実感すると、急に気持ちが落ち着く。「夏目坂」を上る足が、ゆっくりに。
やがて山門が目に入ってくる。柱の脇に複数の戒名が刻まれた供養塔と割と大き目な郵便ポスト。
門と供養塔と郵便ポストの不思議な取り合わせ! 映画のワンシーンのような光景に、思わずパシャっと一枚。
一礼して門を入ると、左手に無縁さまをまとめた無縁塚。
さすがお江戸のお寺さん、お地蔵さま・如来さま・観音さまのお顔が、スッとしていて実に端正。
つい写真を撮りたくなるお顔(笑)
右手は、若干縦長の池と小さな山。さながらお浄土のお池のよう、水面に映る観音さまが光る。
~このお山は第二次世界大戦のとき、防空壕があったということ。しかも東京大空襲の際、
およそ300名のご近所さん方が避難しているところ、一発の爆弾が直撃。
避難者の方々が亡くなってしまったという場所。
人家が建て込んだ環境での爆弾とは! つい空を仰ぐ....あぁ、ガザ、ウクライナも然りか
お浄土のよう、なんて吞気に感じた自分を反省。こちらのお寺さんが背負ってくださっているものの大きさに、思わず姿勢を正す。
本堂前に進む。旧本堂は、先の戦災で失われてしまったとのこと。
田舎のお寺さんと比較すると、感応寺さんは、こぶりな感じ。
お墓参りの檀家さまが、切れることなくお出でになる。
微かに香る品のよいお香と、墓石の間に見える色鮮やかな花々に気持ちが落ち着く。
ワタクシは「オフ会」が始まる前に、ご本尊へのお参りと、別社の「毘沙門さま」をお参り。
この瞬間は、だれにも邪魔されない、一番のありがたさ。
その後、「オフ会」へ突入。
メインは、日蓮宗式のご祈とう。
声明・ご詠歌にならされているワタクシには、日蓮宗さんのご法要は、新鮮を通り越して驚きばかり。腹から声を出す、とはこういうことなんだ それを実感させられる。
「立正安国論」からの「佐渡流罪」、この法難を経験されたお上人の、すべての邪気を突き放し、そしてそれらを滅しようという強烈な思いが込められていることが、凡夫のワタクシにも伝わる。
時間にして約20分くらいでしょうか、ご住職の所作ひとつ1つから目が離せない。
木魚、大りん、木鉦の音にも圧倒される。
ついには「南無妙法蓮華経」のお題目を、ご住職・メンバーさま方といっしょに合唱。
これが気持ちいい!~お大師様、スミマセン(笑)
この後、ご住職の法話をいただき、一連のご法要は終了。
ワタクシにとってうれしかったのは、法身仏である「鬼子母神さま」を近くで拝顔できたこと。
写真はご法度でしたが(わかっていながら、敢えてお尋ねしました(汗))、諸々の想いが込められた鬼子母神さまをしっかり目に焼き付けました。
日蓮宗式の、マンダラも新鮮でした。ここに日蓮宗と真言宗の、微かな つながり を見たような気がしました。
そしてメンバーさま方との交流会へ。
「ホトカミ」に所属されている、みなさまの軸足~ご朱印、石仏、ご本尊 等々~のお話を伺う。
ホトカミメンバーとは言え、どこに軸足を置いているのか、それによってお寺さん・神社さんに向かう気持ち・姿勢が異なることを実感・痛感!
しかし、色々な軸足を持つ人が、「ホトカミ」を支えることこそ会の発展に通ずる。
メンバーの多様性は、実は大事だと思い知らされました。
みなさまも、オフ会には、機会があれば参加されることを勧めます。
真言信徒のワタクシが、日蓮宗のご住職に色々質問をし、そして色々お話をうかがい、日々の信仰になにが大切かをご教示いただくことができるのは、まさにこういう機会でしかありえないですから(笑)。
しかし、メンバーさま方との交流は、何ものにも代えがたい。
ありがとうございました!
寺族のみなさま、当日のお茶とお菓子のお接待、ありがとうございました。
またお参りさせてください。
年末の、押し詰まったこの時期に!
家から決して遠くない。電車は、結構な区間、通勤定期でまかなえる。
どうしたものか?
迷ったら実行の方針、何も考えず行くことに。
お寺さんを軸足としているワタクシには、お寺さんで「オフ会」は大歓迎!
しかし
ひとつハードルがある。それは
ワタクシが、真言信徒 であるということ。
日蓮宗開祖の「日蓮お上人」は、ある筋から聞いたところ、「お大師さん」を教えの上から嫌っているらしい。
それを知りつつ、オフ会とは言え、行くのはどんなもんだろう、というためらいは正直ありました。
日ごろ、日蓮宗のお寺さんをお参りする際には、いつも首すじ辺りに冷たいものを感じつつお参りすることが多くありました。
今回はご祈とうもあるということ。
その中で、自分の存在が邪魔になったらいやだなぁ、と思いつつも、「ホトカミ」のために自分がすべきこと、それを今優先すべきと結論し、参加することに。
と、ためらいを感じつつ、気持ちで負けてはならないと思い、カジュアルシャツの上に
「同行二人 南無大師遍照金剛!」
のロゴ入りお遍路Tシャツを着こみました。
メトロ「早稲田」駅を出るも、もう方向がわからない~これだから都内の寺社さんは苦手(笑)。
外へ出ると、家々が建て込んでいる。
道はグニャグニャ、あちこちから交差。江戸のなごりがそのまま。事前の予習では、なんとこの辺り、「寺町」なんですね。
それを実感すると、急に気持ちが落ち着く。「夏目坂」を上る足が、ゆっくりに。
やがて山門が目に入ってくる。柱の脇に複数の戒名が刻まれた供養塔と割と大き目な郵便ポスト。
門と供養塔と郵便ポストの不思議な取り合わせ! 映画のワンシーンのような光景に、思わずパシャっと一枚。
一礼して門を入ると、左手に無縁さまをまとめた無縁塚。
さすがお江戸のお寺さん、お地蔵さま・如来さま・観音さまのお顔が、スッとしていて実に端正。
つい写真を撮りたくなるお顔(笑)
右手は、若干縦長の池と小さな山。さながらお浄土のお池のよう、水面に映る観音さまが光る。
~このお山は第二次世界大戦のとき、防空壕があったということ。しかも東京大空襲の際、
およそ300名のご近所さん方が避難しているところ、一発の爆弾が直撃。
避難者の方々が亡くなってしまったという場所。
人家が建て込んだ環境での爆弾とは! つい空を仰ぐ....あぁ、ガザ、ウクライナも然りか
お浄土のよう、なんて吞気に感じた自分を反省。こちらのお寺さんが背負ってくださっているものの大きさに、思わず姿勢を正す。
本堂前に進む。旧本堂は、先の戦災で失われてしまったとのこと。
田舎のお寺さんと比較すると、感応寺さんは、こぶりな感じ。
お墓参りの檀家さまが、切れることなくお出でになる。
微かに香る品のよいお香と、墓石の間に見える色鮮やかな花々に気持ちが落ち着く。
ワタクシは「オフ会」が始まる前に、ご本尊へのお参りと、別社の「毘沙門さま」をお参り。
この瞬間は、だれにも邪魔されない、一番のありがたさ。
その後、「オフ会」へ突入。
メインは、日蓮宗式のご祈とう。
声明・ご詠歌にならされているワタクシには、日蓮宗さんのご法要は、新鮮を通り越して驚きばかり。腹から声を出す、とはこういうことなんだ それを実感させられる。
「立正安国論」からの「佐渡流罪」、この法難を経験されたお上人の、すべての邪気を突き放し、そしてそれらを滅しようという強烈な思いが込められていることが、凡夫のワタクシにも伝わる。
時間にして約20分くらいでしょうか、ご住職の所作ひとつ1つから目が離せない。
木魚、大りん、木鉦の音にも圧倒される。
ついには「南無妙法蓮華経」のお題目を、ご住職・メンバーさま方といっしょに合唱。
これが気持ちいい!~お大師様、スミマセン(笑)
この後、ご住職の法話をいただき、一連のご法要は終了。
ワタクシにとってうれしかったのは、法身仏である「鬼子母神さま」を近くで拝顔できたこと。
写真はご法度でしたが(わかっていながら、敢えてお尋ねしました(汗))、諸々の想いが込められた鬼子母神さまをしっかり目に焼き付けました。
日蓮宗式の、マンダラも新鮮でした。ここに日蓮宗と真言宗の、微かな つながり を見たような気がしました。
そしてメンバーさま方との交流会へ。
「ホトカミ」に所属されている、みなさまの軸足~ご朱印、石仏、ご本尊 等々~のお話を伺う。
ホトカミメンバーとは言え、どこに軸足を置いているのか、それによってお寺さん・神社さんに向かう気持ち・姿勢が異なることを実感・痛感!
しかし、色々な軸足を持つ人が、「ホトカミ」を支えることこそ会の発展に通ずる。
メンバーの多様性は、実は大事だと思い知らされました。
みなさまも、オフ会には、機会があれば参加されることを勧めます。
真言信徒のワタクシが、日蓮宗のご住職に色々質問をし、そして色々お話をうかがい、日々の信仰になにが大切かをご教示いただくことができるのは、まさにこういう機会でしかありえないですから(笑)。
しかし、メンバーさま方との交流は、何ものにも代えがたい。
ありがとうございました!
寺族のみなさま、当日のお茶とお菓子のお接待、ありがとうございました。
またお参りさせてください。
すてき
みんなのコメント(3件)
武甕槌命(スローペース)
真魚さん
オフ会参加されたみたいで良かったですね✨
真言宗、日蓮宗どちらも仏教であります。ためらう気持ちはわかりますが、お釈迦様が始まりなのは一緒ですから、宗派に壁を感じてしまって諦めなくて本当に良かったです。
私は神社ばかり歩いておりますが、実家は日蓮宗です。
ただ、神道の八百万の神を敬う精神性で他宗教を排除しない考え方が好きなので、様々な寺社を歩いています。おかげさまでたくさんのホトカミユーザーさんや神職さんと知り合えて充実した参拝ライフを送っております😊
これからも、宗派による壁を感じず、自分の気持ちで壁を乗り越えて参拝できれば良いですね✨
2023年12月30日(土)
プチ情報ですが
様々な仏教宗派のお話しを聞けるのに、坊主カフェオンラインというのがあります。休みが合わないので、しばらく参加しておりませんが、毎月とかやってますので、ググってみたら興味が出るかもしれません。参考まで。
2023年12月30日(土)
昨日もご参加ありがとうございます。
レポートありがとうございます!
昨日、日蓮聖人も伊勢神宮に参詣されたお話がありましたが、
まさに、宗派も神社お寺も越えて、皆さんでお互いの違いを知ったり、
良いとこどりをして、仲良く、より善く生きていきましょう!
2023年12月31日(日)
投稿者のプロフィール
弘法 真魚197投稿
ホトカミ見ました! で広がるご縁
ホトカミを見てお参りされた際は、もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。