金乗院(目白不動尊)のお参りの記録(1回目)
東京都学習院下駅

金乗院目白不動尊は、東京都豊島区高田にある真言宗豊山派の寺院です。この寺院は、江戸三大不動・江戸五色不動のひとつとして知られる目白不動尊を祀っています。
歴史
金乗院の創建は天正年間（1573年-1592年）頃と推定されており、僧・永順が聖観音菩薩を勧進して観音堂を建立したのが始まりとされています。当初は蓮花山金乗院と称し、後に神霊山金乗院となりました。
目白不動尊
目白不動尊は元々、関口駒井町（現在の文京区関口）にあった新長谷寺に安置されていました。この不動明王像は、弘法大師（空海）が造ったと伝えられています。寛永年間に、三代将軍・徳川家光により「目白不動」の名が贈られ、江戸五色不動の一つとなりました。
第二次世界大戦による戦災で新長谷寺が消失したため、1945年（昭和20年）に目白不動尊は金乗院に移され、現在に至っています。
特徴
目白不動明王像は秘仏となっており、明王自ら左腕を断ち切り、そこから火焔が噴き出しているという独特の姿をしているとされ、特別に強い力があると言われています。
金乗院の境内には、寛文6年（1666年）に建てられた珍しい倶利伽羅不動庚申塔があります。
金乗院目白不動尊は、江戸守護の五色不動（青・赤・黄・白・黒）の一つとして重要な存在であり、また目白という地名の由来にもなっています。