一塔両尊(釈迦仏・多宝仏・宝塔) 切り絵ご朱印。
法華経に説かれる久遠実成の釈迦牟尼仏と、その法華経が真実であると証明に東方から来た多宝如来、多宝如来が鎮座する多宝塔が切り絵で表現されています。多宝如来が虚空にそびえ立つ宝塔の中の獅子座に坐り、釈尊を招き寄せ獅子座の半分を譲って並んで座り、法華経の説法が中心部分である虚空会に遷る場面を表現しています。
これは古くから一塔両尊と呼ばれ日蓮宗のご本尊として大切にされております。
四季彩花 切り絵ご朱印。
神仏に献花をすることは功徳があります。特に法華経の神仏に供える功徳は過去に十万億の仏に仕えたほどの功徳と説かれています。ご用意させて頂いている花の色は黄・青・赤の三種類になります。書き入れさせて頂いた文言は「桜・梅・桃・李」です。
勝海舟 生誕200年記念ご朱印。
神楽坂清隆寺は勝家との縁が深く、江戸無血開城や近代日本の礎を築いた勝海舟公ゆかりのお寺です。令和5年が勝海舟公の生誕200年の年にあたり、関係のある都内各地では関連のイベントが開催され、節目の年を盛り上げようとしています。
「行蔵(こうぞう)は我に存す、毀誉(きよ)は他人の主張。我に与(あず)からず、我に関せず存じ候」
このご朱印のお言葉は海舟公の珠玉の名言といわれており、坂本龍馬や西郷隆盛といった人々に影響を与えた海舟公の胆力と器の大きさを端的に伺い知ることが出来ます。
公は福沢諭吉から、旧幕臣でありながら明治政府の高官に就いたことを批判されたのみならず、「ご感想をおもらし頂きたい」と嫌味混じりに聞かれたことに対し「出処と進退は自分が決めること。悪口と称賛は他人のする事で、私の関与することではない。各人へ御示し御座候とも毛頭異存これなく候。」と述べられ、それに対し簡潔に答えられました。
まさに海舟公の江戸っ子の粋を感じさせるエピソードです。