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かいたいいなりじんじゃ

改代稲荷神社のお参りの記録(1回目)
東京都江戸川橋駅

投稿日:2025年08月19日(火) 19時16分39秒
参拝:2025年7月吉日
改代(かいたい)稲荷神社は、東京都新宿区改代町に鎮座する、地域に根差した小さなお稲荷さまです。最寄り駅は東京メトロ東西線の神楽坂駅および有楽町線の江戸橋駅で、ともに徒歩5分ほど。地図アプリによっては、この神社が登録されていない場合もあるようです。そのため、訪れる際には「新宿改代町郵便局」を目的地に設定すると迷うことなく到着できるでしょう。周囲は住宅や小規模工場が混在する、いわゆる市街地の生活空間となっています。訪れた日は午後5時を回っており、ちょうど退勤時間と重なったためか、建物から出てきた人々が挨拶を交わしながら三々五々散っていく様子が見受けられました。地域の生活リズムを間近に感じられる時間帯でした。

当日は神楽坂駅方面から緩やかな下り坂基調の道を進んで神社に向かいました。江戸時代初期までこの一帯は沼地だったと伝えられており、坂を下りきった辺りが現在の改代町にあたります。谷の底のような地形に位置していることから、かつての湿地帯であったという話にも納得がいきます。改代稲荷神社は生活道路に面しており、道路の向かいには銭湯と郵便局が見えます。鳥居は長年の風雨で酸化した鉄のような風合いを帯び、やや色褪せた趣があります。境内は典型的な市井のお稲荷さまの構成で、鳥居をくぐると社殿があり、左奥には「改代町会館」と表記された建物が神社敷地と隣接しています。規模は小さいものの、地域の生活に密着した神社として存在感を放っています。

この神社自体は派手な装飾や大規模な施設はないものの、日本の印刷文化と不思議な縁があります。周辺には日本最大手の印刷会社から町の家族経営の小さな印刷工場まで、多くの印刷業者が集まり、長年にわたり日本の出版や印刷の歴史を支えてきた地域です。商売繁盛の神様として知られる稲荷神社に帰依する人々によって、この土地での信仰は面々と受け継がれてきたのでしょう。改代町といえば山吹町に飛地があることも知られていますし、個人的には、本社が近くにある印刷会社に就職した同期がいたことを思い出しました。こうした地域の暮らしや産業との結びつきが、改代稲荷神社の存在をより身近で意味のあるものにしていると感じられます。
改代稲荷神社(東京都)

すてき

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