妙行寺のお参りの記録(1回目)
東京都四谷三丁目駅

妙行寺は東京都新宿区若葉2丁目に位置する日蓮宗の寺院で、山号を稲荷山と称しています。身延山久遠寺の末寺で、旧本山は身延山です。創建は不詳ですが、修験宗の本乗院を日蓮宗に改宗した後、慶長19年（1614年）に再興され、江戸城拡張に伴い寛永11年（1634年）に現在の地に移転しました。

● 妙行寺の縁起
妙行寺の起源は、修験宗の本乗院にさかのぼります。長禄から寛正年間（1457年 - 1460年）頃に、修験者の頻加法印（後の日学）が日蓮宗に改宗し、日朗上人の弟子となりました。その後、慶長19年に本立院日純が開山となり、寺は再興されました。寛永11年には江戸城拡張に伴い、現在の場所に移転しました。

● 本堂と祀られる神々
本堂には鬼子母神が祀られ、別に草分稲荷尊が安置されています。草分稲荷は、身延山の草分稲荷として知られており、かつては麹町時代に草分稲荷と呼ばれていました。その他、須賀神社にも天白稲荷神社が祀られており、妙行寺と須賀神社は密接な関係があるとされています。

● 墓地と歴代僧
妙行寺の境内には、歴代の僧の墓があり、特に開山本立院日純や中興の玉峯院日静の墓所が残されています。墓地には五輪塔も立派に存在し、過去帳が現存しています。