日宗寺 のお参りの記録(1回目)
東京都四谷三丁目駅

日宗寺は東京都新宿区にある日蓮宗の寺院で、山号は高見山です。元和5年（1619年）に麹町で創建され、寛永11年（1634年）に現在の地に移転しました。現在も多くの歴史的な墓所を有し、特に歌人北村季吟の実家の墓があることで知られています。

● 日宗寺の縁起
日宗寺は、当初麹町9丁目の清水谷に弘法山浄蓮寺として創建され、江戸城の外濠拡張工事のために寛永11年に現在地へ移転しました。山号「高見山」、寺号「日宗寺」と改称されたのは、開基である藤堂高次の妻、高見院殿心月日宗大姉の法号に由来しています。

● 本尊と夜明鬼子母神
日宗寺の本尊は、夜明鬼子母神です。この神像は、日蓮聖人の母が亡くなった際に、日法上人が彫刻し、日蓮聖人が祈願したところ、夜明けに母が蘇生したという伝説に基づいています。現在もこの像は寺の祈祷本尊として安置されています。

● 墓所と墓地
日宗寺の墓地には、北村季吟の実家である北村家をはじめ、旗本の里見家、土井家、大澤家、幸田家などの墓があります。また、医師の栗本丹洲や言語学者の新村出、和算家の内藤豊由、小説家の田中霜柳などの墓所も見られます。