鳩森八幡神社のお参りの記録(16回目)
東京都北参道駅

神宮球場での雨中観戦。マフラーを巻いて球場に向かったのは、おそらく生まれて初めてのことだろう。それほどまでに冷え込みが身にしみる一日だった。気温の低さに肩をすくめながらも、グラウンドでは選手たちが泥にまみれ、懸命にプレーを続けていた。その姿に胸を打たれる。試合は見事に勝利。もちろん「勝負は時の運」とも言われるが、本日の勝ちは運だけではない。積み重ねてきた努力が報われた瞬間を、確かにこの目で見届けられたことがうれしい。
試合後は鳩森八幡宮へ参拝。バックパックには、以前その鳩森八幡宮で授かった学問成就の御守が入っている。世間的にも、今日の勝者たちは数々の難関を突破してきた学生たち。そうした背景を思えば、この御守のご利益が少なからずあったのではと信じたくなる。冷たい雨に濡れながらも、心の内は温かい。勝利の報告を済ませ、静かに頭を下げた。明日もまた参拝に向かうつもりだ。天気はどうやら野球日和とはいかない予報だが、気持ちまでは曇らせないつもりでいる。