鳩森八幡神社のお参りの記録(1回目)
東京都北参道駅

大昔、ここに度々瑞雲（ずいうん・良いことが起きる前に現れる雲）が現れる聖なる森がありました。ある日青空から白い雲が降りてきたので、不思議に思った人々が森の中にはいってみると、沢山の白い鳩が現れ、西に向かって飛び去って行きました。そこで人々はここに神様をお祀りする祠を作り、「鳩森」（はとのもり）と名付けてお参りしました。

それから年を経た貞観2（860）年、 最澄に仕え、最後の遣唐使として唐にも留学した天台宗座主・慈覚太師円仁がこの地を訪れた際、人々の願いにより、ここに八幡様をお祀りした「鳩森八幡神社」が創建されました。

昔はここに森が広がっていたんだなあ、今もそんな良い気が流れているような感じがするなあ、と思いながら歩きました。千駄ヶ谷の富士塚などもあり、とても楽しい神社です。

また慈覚太師円仁様も、各地に数々の伝説（お寺や神社を創建したり、井戸を掘ったり溜池を作ったり怪獣や妖怪を退治したり…）を残すスーパーヒーローとして、とても興味があります。
お坊さんって、知力、体力、精神力、哲学、医学、薬学、土木技術、カウンセリングなどの能力を備えた超人だと思います。更に超能力も持っていたのかもしれませんね。