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羽黒三田神社ではいただけません
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羽黒三田神社のお参りの記録(1回目)
東京都奥多摩駅

投稿日:2021年08月24日(火)
参拝:2020年8月吉日
羽黒三田神社は、東京都西多摩郡奥多摩町にある神社。式内論社。祭神は、高皇産霊神、少彦名神、天穂日命。

社伝によると創建は平安時代前期の860年、出雲の人、土師連行行基が東国に下向し、御嶽山に詣り神告を得て、当地に高皇産霊神、少彦名神の2神を祀り、穴澤天神と号したことに始まる。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「武蔵国 多磨郡 穴澤天神社 小」の論社となっている(他の論社は4社あり、青梅市の武蔵御嶽神社、稲城市の大麻止乃豆乃天神社、八王子市の天満社、府中市の大國魂神社)。

これとは別に、室町時代の1434年に近隣の天穂日命を祀る神社と、羽黒大神を祀る神社を合祀して、羽黒大権現と称した。1506年には平将門の子孫で地元領主の三田弾正次秀が社殿を再建し、領内総鎮守とした。
明治時代になって、穴澤天神と羽黒大権現を合わせて羽黒三田神社と改称し、1889年に社殿を造営した。

当社は、JR青梅線の終点・奥多摩駅から直線距離で1km弱の小山の頂上にある。Google Mapだと、道のりで1.4kmと表示されるが、これが大冒険・サバイバルの始まり。まず神社の入口が分からず、付近の坂道を数十分行ったり来たり。入口が分かった後は体力勝負のプチ登山が始まり、短い距離で急峻に登る山道(参道)は、標高差は100m程度、時間は20分程度で大したことはないが、途中何度も立ち止まらざるを得ず、先が見えないこともあり精神的肉体的疲労度は高い。山頂の神域は、簡素な社殿と簡素な手水鉢だけがあるシンプルなもの。ただ、神聖な空気がスゴイ。

今回は、武蔵国の式内論社として参拝することに。参拝時は週末の午後、境内入口から登り始めて以降は、人っ子一人出合わなかった。
羽黒三田神社の建物その他
山頂まで続くアスファルト道路から少し逸れた、分かりにくい場所にある神社入口。写真右下の矢印看板に<羽黒三田神社 表参道入口>と書いてあるのを見てひと安心。
羽黒三田神社の末社
入口の左側には<大山祇神社・多賀神社>や<弁財天像>などが並ぶ。
羽黒三田神社の周辺
入口を入ると、いきなり壊れた小社が放置されている。大丈夫かな?
羽黒三田神社の周辺
少し進むと、先ほど迷って何度も往復したアスファルトの坂道の上に橋が架かっている。
羽黒三田神社の周辺
民家の横を徐々に登って行く。社殿はもうすぐかな?
羽黒三田神社の周辺
さらに登ると、だんだん石のサイズが大きくなって荒れてくる。
羽黒三田神社(東京都)
やがて、路面が木の根や埋まった岩になってくる。けっこう登りにくい。
羽黒三田神社の周辺
木々を抜けて明るい場所に出たが、社殿はなし。やがて道が折り返し、ジグザグに登り始める。
羽黒三田神社の周辺
それにしても、とにかく坂の勾配が急。日頃の運動不足がたたり、ゼーゼー言いながら、途中休憩を挟みつつ進む。
羽黒三田神社の景色
途中木々の間から見えた、東京都の山々。
(景色はキレイだが、なかなか社殿に辿り着かない不安と疲れから、ぜんぜん景色を楽しめない...涙)
羽黒三田神社の周辺
行けども行けども辿り着かず。ついに参道は木の根っこになった。足元をよく見ないと、かなりつまづきやすい。
羽黒三田神社の周辺
木の根っこを恨めしく眺めながら登って行くと、上方に鳥居らしきものが。どうやら、やっと着いたみたい。
時間的には、ここまで30分はゆうに掛かったと思っていたが、後で写真の時刻を確認するとたったの10分。精神的・肉体的苦痛というのはすごい。
羽黒三田神社(東京都)
山の頂上に神域があって、その部分の空がぽっかり空いている。
羽黒三田神社の鳥居
神域入口の鳥居。街の喧騒からは完全に隔絶された、神聖な雰囲気。
羽黒三田神社の本殿
<拝殿>全景。トタン葺の簡素なもの。拝殿前の狛犬は新しい。
羽黒三田神社の本殿
<拝殿>正面。扁額は掛かっていない。
羽黒三田神社の本殿
拝殿後ろの<本殿>。相当年季は入っているが、よく見ると壊れた部分もなく、しっかりと手入れされている。
羽黒三田神社の本殿
<社殿>全景。これだけの建物の材料を、さっきの急峻な参道を担いできたと思うと感動もの。
羽黒三田神社の建物その他
拝殿から見た、境内全景。
羽黒三田神社の末社
本殿に近い方の境内社。社名は不明。木製・トタン屋根。
羽黒三田神社の末社
本殿から遠い方の境内社。社名は不明。石製小祠。まだ新しそう。
羽黒三田神社の周辺
帰りは距離や時間が分かっているので、気分は行きとは全然違って気楽~♪ (^▽^)/
羽黒三田神社の建物その他
ふもとの境内入口まで戻る。すでに体力残量は20%ほど。都心まで戻れるかが心配...(^_^;)

すてき

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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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