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氷川神社の御由緒・歴史
東京都 舎人駅

ご祭神《主》須佐之男命,《配》大己貴命,櫛稲田姫命
ご由緒

(足立区教育委員会「氷川神社(淵の宮)」掲示板より)

 当社は足立区内最古の氷川社で、往古、淵江領の総鎮守であった。江戸期に村々の開発がすすむと共に、各地にも鎮守が祀られ、この社は伊興、竹塚、保木間三村の鎮守となり、明治五年からは伊興村の村社となった。
 奥東京湾の海中にあった足立区が、陸地化していく過程で、この附近が最も早く陸地となり、大宮台地あたりからの移住者が、武蔵国一の宮である大宮の氷川神社から分霊を勧請したものと考えられている。当時はまだこの周辺は淵が入りくんでいたところから「淵の宮」と呼ばれ、また区内一帯の呼称として、淵江郷、淵江領が生じたものであろう。
 付近一帯は、古代遺跡で、弥生式土器、土師器、須恵器、また鏡・曲玉・管玉・臼玉などの祭祀遺物や漁具として土錘、さらに住居趾、井戸跡など生活遺構がたくさん出土しており、伊興遺跡といわれる埋蔵文化財包蔵地を形成している。
昭和五十七年十二月足立区登録記念物(史跡)とした。

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