武蔵野八幡宮のお参りの記録(15回目)
東京都吉祥寺駅

週末の朝、無事に目を覚まし、こうして新しい一日を迎えられたことに、まずは静かに感謝。寝坊せずに起きられたというただそれだけのことが、日常の中では実はとても大切な一歩だと感じる。朝の空気は澄み、どこか柔らかな優しさがあった。そんな穏やかな気持ちのまま、一日をつつがなく過ごせますようにと心の中で祈る。

今日は余裕を持って行動できそうだと自信を持ったのも束の間。駅に着いた瞬間、時計を見たら電車発車2分前で走らないと間に合わない。小さな試練が訪れた。まさに「好事魔多し」といったところか。しかしながら、まだまだ時間には十分な余裕がある。慌てるほどのことでもないし、こうした小さな出来事がかえって気持ちを引き締めるきっかけにもなる。

むしろ、朝の参拝が心を整える格好の時間になっているのを改めて実感した。拝殿の前で深呼吸し、静かに手を合わせるひととき。日々の雑念をそっと脇に置き、自分自身の歩調を確かめるような、そんな貴重な時間だ。心が落ち着けば、多少の予定変更など大した問題ではない。

国立競技場からスタートを切るランナーの皆さんにも、同じように穏やかな気持ちで東京の景色を楽しんでほしい。記録や順位だけでなく、朝の空気や沿道の声援、そのすべてが今日という一日を彩る大切な要素。どうか心静かに、そして力強く、それぞれの道を駆け抜けていってください。