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むさしのはちまんぐう

武蔵野八幡宮のお参りの記録(5回目)
東京都吉祥寺駅

投稿日:2025年08月29日(金) 08時13分49秒
参拝:2024年6月吉日
鳥居は俗世と神域を隔てる。くぐると、街のざわざわはすっと遠くなり、空気が一変したように感じる。背の高い木々が参道の両側に立ち並び、枝葉が頭上で重なり合ってやわらかな日差しを落とす。その緑のトンネルの向こうに何があるのかは、鳥居の手前に立つだけで、これから進む先に特別な空間が広がっていることを直感させられる。

鳥居は地図記号としても使われる。この小さな印ひとつで「ここは神社ですよ」象徴的に示しているのだが、現地で目にすると、記号以上の存在感を持つ。柱を支える台石に目をやると、しっかりと地面に根を下ろし、鳥居全体を支えていることがわかる。その石の重みや存在感が、神域の安定感や、訪れる人々を迎え入れる力を象徴しているかのようだ。

鳥居の前に立つと、参道の木々の間からこぼれる木漏れ日や、鳥のさえずりが耳に届き、わずかな空気の流れさえ特別に感じられる。視界の先に何か神聖なものが潜んでいるという期待感が胸に広がる。そのわずかな緊張感や静けさが、日常の時間から切り離され、心を自然と整えてくれるようだ。

鳥居を前に立つその瞬間、俗世と神域の境界を意識せずにはいられない。台石にしっかりと支えられた鳥居の柱は、「ここから先は神聖な場所だ」ということを静かに告げており、思わず息を整え、心を落ち着ける。そして深々と首(こうべ)を垂れる。鳥居の先に待つ未知の空間を前に、自然と背筋が伸び、これからの参拝の一歩を踏み出す準備をさせられるようだ。
武蔵野八幡宮(東京都)
手前は神域、奥は俗世

すてき

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