武蔵野八幡宮のお参りの記録(1回目)
東京都吉祥寺駅

だいぶ日が暮れてから、ふと思い立って神社へ参拝に行きました。
昼間は記録にも記憶にも残りそうな暑さで、さすがにこの時間なら少しはマシだろうと。

でもそんな時間帯でも、ほかに参拝客が二人。
境内社の提灯を見つけたようで、物珍しかったのでしょうか、Vサインをしながらスマホで写真を撮っていました。
構図にかなりこだわっていたのか、マイペースに何カットも撮っている様子。ちょっとしたフォトセッションのようでした。

撮影が終わったあと、ふと耳に入ってきたのは、朝鮮半島の言葉。
おそらく韓国の方でしょう。

それをきっかけに、自分が海外で宗教施設を訪れたときのことを思い出しました。
たとえば台湾の行天宮や、龍安寺。
祈りの場としての厳粛な空気を感じながら、作法は完全に理解できていなくても、見よう見まねで線香や果物を供えました（当時はまだ、そういった供物が許可されていた時期でした）。

宗教が違えば、形式や礼儀も異なるのは当然です。
でもその根っこには、共通する「祈り」や「敬意」のようなものがあるはず。
私はそう信じています。

信仰のスタイルは人それぞれ。
きちんと正式な作法で参拝する人もいれば、そうでない人もいます。
ただ、お互いに尊重し合えることが大切なんじゃないかなと思います。

私自身は、遊び感覚で宗教施設を訪れることはありませんが、だからといって軽い気持ちで来ている人を頭ごなしに否定するつもりもありません。
ただし、以前に新宿区の須賀神社で、写真の構図の邪魔になったのか、あからさまに邪魔者扱いの言葉を投げられたことがあって…。
さすがにそのときは、少し気分が沈みました。

また、浅草のお寺では、本堂でシャッター係を頼まれたこともありました。
そのときは思わず、
“Nope, I’m here to pRay, not to pLay.”
と伝えました。

宗教のかたちは自由でいいと思いますが、せめて自分の行動は自分で完結させて欲しいところ。
こちらを巻き込むのはできればご遠慮いただきたいところです。