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おうじこそだてじぞうそん

王子子育地蔵尊の編集履歴
2023年02月16日(木)
東京都 王子駅

クリームパンさんのプロフィール画像
クリームパン
2023年02月16日 22時37分

ご由緒

 王子の子育地蔵尊は、安山岩系の石を丸彫りした、像の高さ122cmの石造地蔵菩薩立像です。釈迦如来が没してから弥勒菩薩が出現するまでを、仏教では武仏時代といいますが、地蔵菩薩は、この時代に人々をきゅうさいする菩薩と信じられてきました。
 当地蔵尊は、昭和二十年(1945)四月十三・十四日の空襲によって火を浴び、像の表面が剥落しているため、造立した年代や造立者はわかりません。
 昭和三年(1928)十二月に出版された『王子町誌』によれば、子育地蔵尊は、同所にあった山本家の祖先が誓願して室町時代の末期、天文元年(1532)に建立安置し、当時の堂宇は元禄二年(1689)に改築したものだと記されています。現存の像の造立年代を判断するには資料が不足していますが、同所で古くから地蔵尊が祀られていたことが推測されます。
 また、その信仰については、「古来子育及商売繁昌の地蔵尊として信仰せられ、毎月四の日の縁日には参拝する者実に夥しく、縁日商人の露店を張るものも頗る多いので、その賑ひ真に筆紙の及ぶところではない」とあり、近代には子育地蔵として信仰を集めていたことが知られます。
 お唱えする言葉
 「おん かかか びさんまえい そわか」

平成二十八年二月

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