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浄土寺のお参りの記録(1回目)
東京都白山駅

投稿日:2025年01月18日(土) 16時03分23秒
参拝:2025年1月吉日
浄土寺(じょうどじ)は、東京都文京区白山に位置する浄土宗の寺院です。山号は深廣山、院号は西厳院で、本尊として阿弥陀如来を祀っています。その歴史は深く、江戸時代から現代に至るまで地域に根ざした存在として知られています。

●創建と歴史的背景
浄土寺は1628年(寛永5年)、信蓮社単誉了宅によって創建されました。当初は伝通院の裏門近くに草庵として立てられましたが、1651年(慶安4年)に北ノ荘藩元藩主・松平忠直の遺骨を携えた単誉了宅が江戸に入り、その遺骨を安置するため寺院が整備されました。翌1653年(承応2年)、現在地に移転し、忠直の子・松平光長が檀家となり、寺の堂宇を整えました。

●寺宝と特徴
浄土寺には、阿弥陀如来像を本尊とし、観音菩薩立像や勢至菩薩立像が安置されています。境内には宝篋印塔があり、歴史的な趣が感じられます。また、伝説的な石地蔵があり、これが小野篁によって彫られたものとの言い伝えがあります。

●松平忠直と浄土寺の関係
松平忠直は、越前松平家の初代藩主として知られますが、その後失脚し、配流先の豊後で生涯を終えました。その際、導師を務めた単誉了宅が忠直の遺骨と位牌を持ち帰り、浄土寺に埋葬したことから、忠直が浄土寺の開基とされています。この縁により、忠直の子である松平光長が寺の支援を行い、浄土寺が一寺としての体裁を整えるに至りました。

●移転と近代化
浄土寺は承応2年(1653年)、築地が御用地として召し上げられたため、現在の文京区白山に移転しました。その後、江戸時代を通じて発展し、現在の本堂は天保12年(1841年)に建てられたものです。

●墓所とゆかりの人物
浄土寺には、松平忠直の墓をはじめ、江戸時代の洋学者・箕作阮甫やその家族の墓があります。これらの墓所は、歴史を伝える重要な文化財として大切にされています。
浄土寺(東京都)
浄土寺(東京都)

すてき

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