しょうげついん|曹洞宗
松月院のお参りの記録一覧
松月院(しょうげついん)は、板橋区赤塚にある曹洞宗の寺院。山号は萬吉山(ばんきざん)、寺号は宝持寺。本尊は釈迦牟尼仏。
寺伝によると、15世紀に上総下総一帯に勢力を誇った平氏末流・千葉氏の遺児・千葉自胤を管領上杉氏が援けて武蔵国赤塚城に入城させた。その後自胤は赤塚を本拠として勢力を挽回し、1492年当地にあった古寺・宝持寺を自らの菩提として定め、寺領を寄進し、寺名を明月院と改めたのが当寺の始まりとしている。江戸時代には、当寺は徳川将軍家に認められ朱印地を下賜され、家康以降歴代将軍の庇護を受けた。
幕末の1841年に砲術家の高島秋帆が近隣の徳丸ヶ原(現・高島平付近。高島平の地名は高島秋帆にの由来)において西洋式の砲術訓練を行い、その本陣が松月院に置かれた。この時、高島秋帆の名と松月院の名が諸国大名に驚きをもって知れ渡ったとのこと。
当寺は、東武東上線・下赤塚駅、地下鉄・西高島平駅、新高島平駅、いずれの駅からも1kmちょっとの場所にある。近くに新大宮バイパスが通っている。寺域はかなり広く、本堂周りの境内、大きな宝物館、広い墓地、幼稚園併設。
参拝時は週末の午後。参拝者なのか、近所の人が散歩しているのか見分けは付かないが、境内には常時人が出入りしていた。本堂ではお葬式も多く行われていた。
寺院入口。
山門。
山門と扁額、まっすぐな参道。
寺門。
寺門をくぐると<本堂>。
境内左手にある<火技中興洋兵開祖高島秋帆紀功碑>。
本堂脇にある<豐川陀枳尼天>。
寺門入ってすぐ左手に立っている何気ない石塔も、年季が入っていて趣がある。
よく見ると、本堂の周りの庭園も美しい。中央の赤石は四国から運んだものらしく、重さは数トンあるとのこと。
本堂の右側には寺務所が繋がっている。御朱印はこちら。
山門をくぐって右手には、人工芝の駐車場の向こうに<松宝閣>という寺宝館があり、高島秋帆や千葉氏にまつわる資料などを展示。左手には松月院幼稚園。
東京大仏・乗蓮寺から徒歩5分ほどの松月院に寄らせて頂きました。
歴史的云々は割愛しますが、徳川家康より朱印地40石を寄進された格式ある曹洞宗寺院です。
新東京八名勝、板橋十景に選ばれており、境内がとても綺麗に整備・掃き清められているお寺です。
私が参拝に伺った時はとても静かな様子でしたが、数多くのしだれ桜や梅の木があり、春には数多くの参詣者で賑わうそうです。
ご本尊の御朱印を頂きましたが、一緒に「禅の友」、「曹洞宗グラフ」の小冊子も頂きました。
門がいっぱいあり、どれが山門?(笑)
上、通り沿いの石門。
中、記念碑を通過して見えてくる門。これが山門でしょうね。
下、山門を通過して広い駐車場を抜けると境内への門があります。
本殿
豊川吒枳尼真天が祀られています。
豊川吒枳尼真天は狐に跨った女神様だそうな。
日本最初の本格的西洋式砲術を指揮した高島秋帆という方の顕彰碑
綺麗なお庭です。
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