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相即寺ではいただけません
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相即寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年08月08日(月)
参拝:2022年8月吉日
〜 お寺で戦争と平和を考える ランドセル地蔵 〜
JR中央線西八王子駅からバスで15分。「花川」バス停で徒歩1分。
関東百八地蔵霊場第102番札所の浄土宗寺院。ご本尊は阿弥陀如来です。
1546年、忍誉貞安によって開基。八王子城の鬼門の寺ともされて来ました。
江戸時代には、徳川3代将軍、家光から朱印状を受けました。
ここの寺院には、「ランドセル地蔵」と呼ばれる地蔵様がいらっしゃいます。
元々は八王子城の戦いで敗れた283体の戦死者の供養として彫られたものの一つです。
この話には、戦争における悲話が語られています。
太平洋戦争末期には、戦局も悪化して苦しい最中、子供たちは郊外へ学童疎開が始まります。
ある国民学校の9歳の男の子がここ八王子郊外の保育園に疎開していた時に昭和20年7月8日、アメリカ軍のP51戦闘機が攻撃をしました。
俗にいう「機銃掃射」で、大都市や工場、軍人民間に関係なく、突然無差別攻撃が多くの都市で行われていました。
その男の子は、機銃掃射の銃弾を受けて亡くなりました。
それを知ったお母様が男の子が使っていたランドセルを堂内で一番息子の顔に似ている地蔵さんにかけて東京に帰りました。
そのお母様も翌年の2月に亡くなりました。
以来、命日の7月8日の他に6月23日と8月8日にご開帳が行われます。
この日も子供連れの家族がお参りをしておりました。
実際にそのランドセルを見て、居た堪れない気持ちになりました。
戦後77年が経ち、平和憲法が改憲されようという時流に立っています。
また、世界では紛争が続く中で、ロシアとウクライナの戦争が「継続」しています。
戦争は、国家の「エゴ」だと思います。
その度に被害を受けるのは、市民であり、子供たちなのです。
改めて思うことは、戦争は「百害あって一理なし」。結局残るのは、憎しみと悲しみです。
ましてや、終戦末期に罪なき子供たちが犠牲者になる。そのランドセルを見ると言葉を失い。
流れ出る汗と共に、涙が溢れてきました。
今を生きていることができるのも「平和」があってのこと。もう一度「戦争の愚かさ」と「平和に対するありがたみ」。
これ以上、悲しい戦争が起きないことを願うことを再認識したお参りでした。
来週は終戦の日です。
JR中央線西八王子駅からバスで15分。「花川」バス停で徒歩1分。
関東百八地蔵霊場第102番札所の浄土宗寺院。ご本尊は阿弥陀如来です。
1546年、忍誉貞安によって開基。八王子城の鬼門の寺ともされて来ました。
江戸時代には、徳川3代将軍、家光から朱印状を受けました。
ここの寺院には、「ランドセル地蔵」と呼ばれる地蔵様がいらっしゃいます。
元々は八王子城の戦いで敗れた283体の戦死者の供養として彫られたものの一つです。
この話には、戦争における悲話が語られています。
太平洋戦争末期には、戦局も悪化して苦しい最中、子供たちは郊外へ学童疎開が始まります。
ある国民学校の9歳の男の子がここ八王子郊外の保育園に疎開していた時に昭和20年7月8日、アメリカ軍のP51戦闘機が攻撃をしました。
俗にいう「機銃掃射」で、大都市や工場、軍人民間に関係なく、突然無差別攻撃が多くの都市で行われていました。
その男の子は、機銃掃射の銃弾を受けて亡くなりました。
それを知ったお母様が男の子が使っていたランドセルを堂内で一番息子の顔に似ている地蔵さんにかけて東京に帰りました。
そのお母様も翌年の2月に亡くなりました。
以来、命日の7月8日の他に6月23日と8月8日にご開帳が行われます。
この日も子供連れの家族がお参りをしておりました。
実際にそのランドセルを見て、居た堪れない気持ちになりました。
戦後77年が経ち、平和憲法が改憲されようという時流に立っています。
また、世界では紛争が続く中で、ロシアとウクライナの戦争が「継続」しています。
戦争は、国家の「エゴ」だと思います。
その度に被害を受けるのは、市民であり、子供たちなのです。
改めて思うことは、戦争は「百害あって一理なし」。結局残るのは、憎しみと悲しみです。
ましてや、終戦末期に罪なき子供たちが犠牲者になる。そのランドセルを見ると言葉を失い。
流れ出る汗と共に、涙が溢れてきました。
今を生きていることができるのも「平和」があってのこと。もう一度「戦争の愚かさ」と「平和に対するありがたみ」。
これ以上、悲しい戦争が起きないことを願うことを再認識したお参りでした。
来週は終戦の日です。
山門です。
山門の「穴」は、機銃掃射を受けた時に貫通したものと言われています。
当時も暑い夏だったのか、蝉時雨が賑わっていました。
セミの抜け殻です。
セミの抜け殻です。
ご開帳以外の日はこちらが「ランドセル地蔵」です。
地蔵堂。「関東百八地蔵」霊場です。
地蔵菩薩です。1776年の鋳造です。
こちらには八王子城の合戦で敗れた283体が眠っています。
その中の一体が「ランドセル地蔵」です。
近くの小学校の児童が千羽鶴を奉納していました。
近くの小学校の児童が千羽鶴を奉納していました。
数ある地蔵の中で、男の子の顔が一番似ている地蔵にランドセルをかけています。
のちに「家出ネコのナゾ」によって真相が明らかになり、「ランドセルをせおった地蔵さま」として童話にもなりました。
本堂です。
慈悲観音です。
境内前の庭です。青い空に白い雲。
最後にもう一度、「ランドセル地蔵」を目に焼け付きました。
2度とこういう事が起きないように。
世界が平和であります様に。伝えていく責務があると思います。
2度とこういう事が起きないように。
世界が平和であります様に。伝えていく責務があると思います。
すてき
みんなのコメント(2件)
四季
ハマの「寺(テラ)」リストさま🌿
おはようございます。
山門の機銃掃射の穴が恐怖を物語っている様でいたましいです。
現在でしたらかわいいやんちゃ盛り、なのに戦争の時はお利口さんな子ほど犠牲になられたのかもしれません。子を亡くした親御さんのお気持ち、2年という月日を思うだけで胸がはり裂けそうです。それでも、お寺さまや作家さまハマテラス先生のご投稿で知ることができて、皆さんがお参り下さり、私も忘れずに供養の気持ち。逆にお浄土からお参りする者(方々)を優しく照らして下さることでしょう。
素晴らしいご投稿を見せて頂きありがとうございました。🌈礼
2022年08月09日(火)
四季さん。
おはようございます。
今回の機銃掃射は、隣町の「高尾」でも湯の花トンネル事件があり、機銃掃射による無差別殺人がありました。高尾駅にはその痕跡が残っていることは、以前ドキュメンタリーで知っていました。そして、このお寺のことを初めて知りました。
このランドセル地蔵のことも事件が起きてから30年経ってから真相が明らかになったそうです。
8月は戦争と平和を知る上で、
様々なドキュメンタリーによって知ることで今があることを実感するものと思います。
そして、平和に対する考え方にも変化が出て来ています。
悲劇の裏でなにも罪のない子供たちが将来を摘み取られ、その親も一生背負っていかなければならない事実があることを改めて教えてくれました。
年3回の御開帳であり、私自身には直接なものではないが、何かを伝えられることが出来たら幸いです。
2022年08月09日(火)
ホトカミ見ました! で広がるご縁
ホトカミを見てお参りされた際は、もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。