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楽しみ方金毘羅社のお参りの記録一覧

金毘羅社は、東京都八王子市高尾町に鎮座しています。最寄り駅は京王高尾線の終点・高尾山口駅で、そこから徒歩およそ25分。言うまでもなく高尾山の登山道の途中にあるため、参拝までの道のりは緩やかながらも確かな上り坂です。自然の息吹が間近に感じられ、鳥のさえずりや木々のざわめきが心地よいBGMとなって、参道というよりは山歩きそのもの。登山客の会話が時折耳に入ってきますが、全体としては静かな時間が流れています。
この日の午前中に用事を済ませ、午後の時間をどう使うか考えていたとき、ふと鉄道旅の虫が騒ぎ出しました。当初は近場で軽く移動するつもりだったのですが、曇り空が広がり始め、歩きで行動するには少し気が引けたのが正直なところ。それならばと、乗り鉄としての自分を思い出し、未乗区間の走破を目標に設定。目指したのは京王高尾線でした。短い区間ながらも東京都の市部らしい風景でした。初めて乗る路線にはいつも新鮮な発見があります。
無事に乗り終えたあと、そのまま折り返すのでは芸がないと思い立ち、終点・高尾山口に降り立ちました。実を言えば、高尾山についてはほとんど予備知識がなく、観光地としての有名さだけを知っている程度。ケーブルカーがありましたがトレラン気分で足で登ることを選びました。歩を進めるうちに、やがて視界の先に現れたのが金毘羅社です。
「海の神様なのに、どうして山に祀られているのだろう」と思うのは、今回が初めてではありません。かつて本場・琴平の金刀比羅宮を参拝した際も、多めの荷物にひたすら長い石段を登りながら同じ疑問を抱いたものです。今回もまた、息を切らしながら坂を登り、ようやくたどり着いた先に金毘羅の名を見ると、懐かしい感覚と共に笑みがこぼれました。
由緒書などの掲示は見当たりませんでしたが、祭神はおそらく大物主神であると推測されます。創建年代も明らかではありませんが、高尾山という霊山の中腹に鎮まることから、古くから山岳信仰や修験道と結びついていたのかもしれません。
参拝を終えるころには、冷たい風が頬をかすめめす。息を整えながら、もう少し上を目指して再び歩き出しました。

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