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ひのみやじんじゃ

日野宮神社の御由緒・歴史
東京都 日野駅

ご祭神天御中主尊・高魂尊・日奉宗頼・日奉宗忠
ご由緒

創立年代はよく判っていません。武蔵七党の中の西党の祖日奉宗頼が武蔵国の国司となり、その孫西内大夫宗忠が西党の始祖となって、その子孫が祖神を祀って日野官権現と称したといわれています。
 この神社がある四谷地区には「うなぎ」を食べてはいけないという習慣が伝えられています。その理由として、近くを流れる多摩川が洪水を起こしそうになった時、「うなぎ」が堤にできた穴を埋めて防いでくれたとか、薬師堂に安置してある勢至菩薩が「うなぎ」を召使いとしているからだとか、四谷の鎮守の日野宮のご本尊が虚空蔵菩薩(本地仏)で、その召使いが「うなぎ」であるからとか諸説があります。
 日野宮神社には三体の仏像が安置されています。これらは平成5年(1993)までは四谷自治会館(元の四谷阿弥陀堂)永い間大切に奉られていたものです。
 この自治会館が取壊しとなったため、日野宮神社へ遍座されたものです。このうち一体は虚空蔵菩薩、あとは阿弥陀如来座像と阿弥陀如来立像が安置されています。
 阿弥陀如来立像は永正14年(1517)に造立されたもので市内に残る室町時代の仏像として貴重なもので市の重要文化財に指定さてれいます。
 尚、これらの仏像を見学に2度にわたって秋篠宮殿下がこの日野宮神社を訪れています。

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