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見樹院のお参りの記録(1回目)
東京都後楽園駅

投稿日:2025年01月19日(日) 13時18分48秒
参拝:2025年1月吉日
見樹院(けんじゅいん)は、東京都文京区小石川にある浄土宗の寺院です。その起源は1633年(寛永10年)、松平右近将監(大給松平成重)の法名「見樹院殿覺譽圓徹大居士」を宿坊の名称に冠し、僧直絃和尚を開山として建立されました。当初は傳通院の塔頭寺院として位置づけられ、徳川時代には大給家の菩提所としての役割も果たしていました。

● 明治維新以降の変遷
明治維新後、廃仏毀釈の影響を受け、見樹院は傳通院から独立し、単独の寺院としての歩みを始めました。関東大震災や戦争による戦禍を乗り越え、昭和初期には寺域の縮小や墓地の移転が進められました。戦後、檀信徒の協力のもと復興が進み、1962年(昭和37年)には本堂や庫裡の新築が行われました。

● 見樹院創建300年と現代的な再建
1974年(昭和49年)には、見樹院創建300年と浄土宗開宗800年を記念して、鉄筋コンクリート造の本堂が完成しました。その後の社会的変化や建物の老朽化を受けて、耐震性や機能性を考慮した再建計画が進められ、2010年12月に「スクワーバ見樹院」という複合施設が完成しました。

● 現代における「スクワーバ見樹院」の役割
「スクワーバ見樹院」は、寺院部分と集合住宅を組み合わせた都市型の複合施設です。本堂は劇場空間を意識した設計で、法要だけでなく、多目的な利用が可能な癒しの場として機能しています。また、書院やミーティングルーム、ゲストルームなどの施設もあります。
見樹院(東京都)
見樹院(東京都)

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