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要津寺ではいただけません
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ようしんじ

要津寺のお参りの記録(1回目)
東京都森下駅

投稿日:2024年10月13日(日)
参拝:2024年10月吉日
要津寺(ようつじ)は、東京都墨田区に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、東光山と号しています。その創建は慶安年間(1648-1651)にさかのぼります。初代下総関宿藩主の牧野成貞が、父成儀を開基とし、僧の東鉄が開山して東光山乾徳寺として駒込に創建されました。

●移転と寺号の改称

元禄4年(1691年)、牧野家が下屋敷としてこの地を拝領した際に寺を移し、成儀の戒名に由来して「要津寺」と名を改めました。この改名は、開基の歴史と深い結びつきを示しています。要津寺は、当初の駒込から現在の墨田区に移転したことで、地域に根ざした信仰の場として再出発を遂げました。

●文化財と文学的関係

要津寺には、松尾芭蕉の門人たちによる句碑がいくつか建立されています。これは、近くに芭蕉が隠棲していた杉山杉風の家があったことに由来します。特に、「芭蕉翁悌塚」や「ふる池や蛙飛こむ水の音」といった句碑は、芭蕉の文学と深く結びついており、俳句の精神を伝えています。
要津寺の境内には、俳人の供養墓や芭蕉に関連する石碑群があり、江戸時代から続く文化的な流れを今に伝えています。

●墓所と歴史的背景

要津寺の墓所には、常陸笠間藩牧野家の墓があり、成貞の後、藩主として存続した牧野家の歴史が刻まれています。成貞は徳川綱吉に仕え、その信頼を受けて側用人として重要な地位を占めていました。明治維新後も、牧野家の後裔は地域社会に貢献し続けております。
要津寺(東京都)
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