真龍寺のお参りの記録(1回目)
東京都浅草（つくばＥＸＰ）駅

東京都台東区に位置する真龍寺（しんりゅうじ）は、浄土真宗大谷派の単立寺院です。この寺院は「宝池山」とも称され、本尊には阿弥陀如来が祀られています。

●開山の伝説

真龍寺の起源には二つの説があります。一つ目は、鎌倉時代初期に源海（俗名：安藤隆光）によって開山されたというものです。源海は親鸞の弟子であり、当初は埼玉県行田市に創建しました。1699年には現在の地に移転されました。
もう一つの説では、江戸時代初期に釈正安法師によって1618年に開山されたとされています。正安もまた安藤隆光という名で知られ、当初は下谷に位置していましたが、その後の移転を経て、現在の場所に落ち着きました。

●江戸時代の栄光

江戸時代には、真龍寺は多くの信者に支えられ、寺運は隆盛を極めました。特に、江戸城の紅葉山御殿の門を譲り受けたことで、その威厳を増しました。

●明治時代の試練と復興

明治時代になると、武家が檀家であった真龍寺も衰退の時期を迎えました。しかし、安藤正純住職は寺の復興に尽力し、保守系ジャーナリストや政治家としても活動を続けました。その努力は、寺の再生へと繋がりました。

●墓地と文化的意義

真龍寺の墓地には、本草学者の田村藍水の墓があります。