西岸寺のお参りの記録(1回目)
東京都稲荷町駅

西岸寺（せいがんじ）は、真宗大谷派に属し、「正到山」と号します。宝永7年（1719年）に開祖の長円によって創建されました。長円は、報恩寺の十四世住職宣了の法弟です。

●歴史

西岸寺は、長円が免許を得て創建されたもので、初めての設立は武蔵国豊島郡の江戸神田にありました。長円は京都深草の西岸寺に由来する法名を持ち、開基の活動を通じて浄土真宗の教えを広めました。しかし、数度の火災により記録が消失し、その詳細は不明となっています。

●現在の寺院

西岸寺の敷地は78坪余りで、近代的な本堂が建てられています。周囲の風情とは異なり、自宅を改装したかのような印象を与える本堂は、松の木がシンボル的に存在感を放っています。