願泉寺のお参りの記録(1回目)
東京都荻窪駅

願泉寺は、東京都杉並区南荻窪にある真宗大谷派の寺院で、山号は真成山です。本尊は木造阿弥陀如来立像で、親鸞聖人絵像と共に埼玉県の旧所から移されてきました。明治時代には聖徳太子立像も安置されています。

● 願泉寺の歴史
願泉寺は、1641年（寛永18年）に僧願正によって武蔵国葛飾郡神明内村（現・埼玉県幸手市）に開創され、谷中山善照院と称していました。大正12年（1923年）、中興開山の足立道貫によって現在地に移転され、昭和8年（1933年）に仮本堂が建立されました。移転完了は昭和12年（1937年）で、現在の伽藍は移転50周年を記念して昭和58年（1983年）に建立されました。

● 本尊の阿弥陀如来立像
本尊の阿弥陀如来立像は、木像寄木造りで、温かみのある表情を持ち、江戸時代初期のものと推測されています。優れた技術が施されたこの像は、寺の開創当時に作られたと考えられています。