いわみのくにいちのみや もののべじんじゃ
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石見国一宮 物部神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2021年11月18日(木)
参拝:2020年11月吉日
物部神社(もののべ~)は、島根県大田市にある神社。式内社で、石見国一之宮。旧社格は国幣小社で、現在は神社本庁の別表神社。主祭神は宇摩志麻遅命(うましまじ)、相殿神(右座)は饒速日命(にぎはやひ)、布都霊神(ふつのみたま)、相殿神(左座)は天御中主大神、天照皇大神。宮中で開催される鎮魂祭を行うことで、石上神宮、彌彦神社とともに知られる。祭神が鶴に乗って石見国に降臨したと伝わるため神紋は「日負鶴(ひおいづる)」。
社伝によると、物部氏の祖神であり饒速日命の御子である宇摩志麻遅命は、神武天皇の大和平定を助けた後、一族を率いて尾張・美濃・越国を平定し、その後に石見国で歿した。当社は、継体天皇8年(513年)に勅命により、宇摩志麻遅命が葬られた八百山の南麓に社殿が創建されたことに始まる。
『日本紀略』によると平安時代の869年に神階昇叙の記載があり、以後941年まで複数回、神階昇叙の記載がある。また927年に編纂された『延喜式神名帳』には「石見国 安濃郡 物部神社 小」と記載されている。その後、岩見国一之宮として、歴代領主の崇敬を受けた。室町時代後期の1527年に石見銀山が発見されると争奪戦が激しくなり、兵火で社殿を三度焼失するも、大内氏、毛利氏などが当地を支配し、当社に戦勝祈願を行った記録がある。現在の社殿は江戸時代中期の1753年再建、1856年改修の春日造で、全国一の規模を誇る。
当社は、JR山陰本線・大田市駅の南方5kmの緩やかな丘陵地帯にある。日本海側から南に伸びる国道375号線からほんの少し入った場所にあって、市街地からのアクセスは良い。八百山を背にした境内は平坦かつ横長で、樹木が少ないこともあり広々として見通しが良い。サイズとしては、旧国幣小社ではあるが、やや小さめか。
今回は、延喜式内社、岩見国一之宮、旧国幣小社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は週末午前中早めの時間で、自分たち以外にも地元風、観光客風の参拝者が何人か参拝に訪れていた。
社伝によると、物部氏の祖神であり饒速日命の御子である宇摩志麻遅命は、神武天皇の大和平定を助けた後、一族を率いて尾張・美濃・越国を平定し、その後に石見国で歿した。当社は、継体天皇8年(513年)に勅命により、宇摩志麻遅命が葬られた八百山の南麓に社殿が創建されたことに始まる。
『日本紀略』によると平安時代の869年に神階昇叙の記載があり、以後941年まで複数回、神階昇叙の記載がある。また927年に編纂された『延喜式神名帳』には「石見国 安濃郡 物部神社 小」と記載されている。その後、岩見国一之宮として、歴代領主の崇敬を受けた。室町時代後期の1527年に石見銀山が発見されると争奪戦が激しくなり、兵火で社殿を三度焼失するも、大内氏、毛利氏などが当地を支配し、当社に戦勝祈願を行った記録がある。現在の社殿は江戸時代中期の1753年再建、1856年改修の春日造で、全国一の規模を誇る。
当社は、JR山陰本線・大田市駅の南方5kmの緩やかな丘陵地帯にある。日本海側から南に伸びる国道375号線からほんの少し入った場所にあって、市街地からのアクセスは良い。八百山を背にした境内は平坦かつ横長で、樹木が少ないこともあり広々として見通しが良い。サイズとしては、旧国幣小社ではあるが、やや小さめか。
今回は、延喜式内社、岩見国一之宮、旧国幣小社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は週末午前中早めの時間で、自分たち以外にも地元風、観光客風の参拝者が何人か参拝に訪れていた。
境内南端入口の<社号標>。<鳥居>は、南向きではなくなぜか南西向き。
大きな<木製鳥居>。社殿までまっすぐに表参道が伸びる。
<拝殿>遠景。参道両側の<狛犬>は高い台座に乗っている。
<狛犬>に近づいてみると、その奥に当社独特の<狛鶴>が立っている。主祭神である宇摩志麻遅命(うましまじ)が当地に鶴に乗って降臨した由緒による。
右側にも<狛犬>と<狛鶴>。
参道右側にある<手水舎>。
この大きな手水石は<富金石(ふきんせき)>と呼ばれ、砂金を含んだ珍しい石とのこと。
<拝殿>全景。社殿(本殿)は江戸時代末期の1856年に改修されている。島根県内では出雲大社に次ぐ大きさで、春日造では全国一の規模であるとのこと。
<拝殿>正面。社名を彫り無彩色の<扁額>が掛かる。神社幕には社紋の<日負鶴(ひおいづる)>が描かれている。
拝殿左隣の<神札所>。御朱印はこちら。
ここから社殿の左側(西側)を見て廻る。まず、神札所の裏にある<勝石>。
勝石の左側を抜け奥に進み、一段高いところ、本殿の左側にある<西五社>。
西五社の前から見た本社<本殿>。春日造では日本一というだけあって、かなり大きく重厚感がある。
枝の間から<亀>の彫刻が見える。
西五社の左手にある<稲荷社>。
一段高いところから下りて、勝石の左手にある<菅原神社>。左側には絵馬掛け。
菅原神社の左側にある<柿本神社>。石見の句を残し、石見で没した柿本人麻呂を祀っている。
柿本神社の左側にある<淡島社>。
境内東端にある<八重山神社>。
上の境内社群の南側にある<御神馬>。「パーソロン号」というらしい。後ろは<納札所>。
納札所の後ろにある<恵比寿神社>。
御神馬の後ろの巨木は御神木で、<夜なき椨(たぶ)>と呼ばれている。その空洞の中にある<聖天さん>。
境内南西側にある<岩見尊徳岩谷九十老翁頌徳碑>。
境内南西端にある石碑。
<拝殿>前を通って、ここから社殿の右側(東側)を見て廻る。
手前が<祓戸>、奥が<禊石>。ここにも<狛鶴>がいる。
一段高いところ、本殿の右側にある<東五社>。
東五社の前から見た本社<本殿>。
東五社の右隣にある<須賀見神社・乙見神社>。
須賀見神社・乙見神社の右側にある<後神社>。拝殿と本殿がある。
<後神社>の正面。古巨木に囲まれている。
後神社の右隣にある<一瓶社>。
写真右側は<御神井>。
境内南東側にある巨木。朝日に映えるシルエットが美しかったのでパチリ。
境内南端にある<社務所>。
最後に<狛犬>と<狛鶴>と<拝殿>。そんなに広くはないが、なかなか綺麗で見応えのある神社。(^▽^)/
すてき
みんなのコメント(2件)
四季
惣一郎さま🌿🎗️🌲
おはようございます。
流石石見國一宮さまですね。御朱印帳も高貴で素敵です。
惣一郎さまのご投稿で、法隆寺に次いで島根県の記事がとても有難く参考にさせて頂いています。来年の目標は須佐神社。惣一郎さまのご投稿を教科書に島根県にお参りできますように。😌🌲🎗️神々しい素晴画像もありがとうございます。🎗️
2021年11月19日(金)
四季さん、こんにちは。コメントありがとうございます~!(^▽^)/
島根県は昨年秋にGO TOトラベルで行ったのですが、ちょうど<神在月>だったので、不思議な高揚感があったんですよ。ただ単に観光で気分が盛り上がるのとは違う感じでして。(神々の霊力かしら...(^_^;))
あと、いつもと同じように延喜式内社を中心に回ったのですが、どの神社さんも伝統を引き継ぎながらも生き生きとしていて、とっても魅力的だったのが印象的です。
今月も<神在月>なので、機会があったらぜひおススメです~♪ (o^―^o)
2021年11月19日(金)
投稿者のプロフィール
惣一郎1269投稿
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