草野神社のお参りの記録(1回目)
島根県高ノ宮駅

主祭神として「草野姫命」を祀った流造の本殿を持つ神社です。創建年代は不明ですが、出雲国風土記には草野社と記載されています。延喜式にも登録されている旧社で、もともとは上大野の杠谷に鎮座されていましたが、現在の場所にあった八幡宮と合祀しこの八幡宮を草野神社というようになりました。本殿の扁額には草野神社と八幡宮の2社名が記してありました。
杠谷にはそれ以降も杠神社として社殿が残っていましたが、2014年に廃社されています。

立派な狛犬と、これもまた立派な随神門の参道を進むと社殿が見えてきます。拝殿は壁のない土間式で、旧様式の姿を残すものですよね。そのため拝殿と本殿の間に広い空間が出来るので、緻密に作られた本殿屋根の勾配や垂木の様子が見えやすくて分かりやすいです。
芸術的なその造りを見ていると宮大工さんの技術に驚かされるばかりですね。