八神神社のお参りの記録(1回目)
島根県高ノ宮駅

主祭神として「吾勝命」、「天穂日命」、「天津彦根命」、「活津彦根命」、「熊野橡樟日命」、「田心媛命」、「湍津媛命」、「市杵島姫命」の八柱の神を祀った大社造変態の本殿を持つ神社です。創建年代は分かりませんでしたが、雲陽誌には八王子権現の名で記載されています。
八王子権現から八神神社への改称したのは1871年とのこと。
地元のパンフレットには、「古くは八王子権現と称していました。古伝によれば、秀吉が行った朝鮮征伐に従った船乗りさんが、この地に流れ着き、各自の産土神を勧請して八神を祀ったのが起源であるといわれています。」と書いてありました。察するに戦国時代の創建だと考えられますね。

鎮座されているところは日本海に面した集落の高台なので、境内から眺める日本海はとてもきれいでした。境内には神楽殿もあり、今でも奉納神楽が行われるとのこと。人口の少ない集落ですが、昔からの伝統を受け継いで守っていらっしゃることは、とても素晴らしいことだと思います。社殿も大きく立派で手入れが行き届いていますし、何より境内がきれいでした。地元の方々の弛まぬ努力が目に浮かぶようですね。