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陽興寺の日常(3回目)佐賀県肥前竜王駅

秋のお彼岸(日願)

投稿日:2020年09月15日(火)
🔴2020年9月15日(火)

皆さまおはようございます☀🙏😊

今週9月19日(土)〜25日(金)まで、秋の『お彼岸(ひがん)』期間です。

『お彼岸』とは日本独自の仏教行事で、春分の日と秋分の日を「中日(ちゅうにち)」として、その前後3日間を合わせた7日間の期間を指します。

彼岸という言葉は、古代インド語の「パーラミータ(波羅蜜多)」に由来し、その意味は「修行完成、悟りの境地、自我(不変の私)という〝錯覚〟から目覚める」という意味です。

その具体的な実践生活の内容は『六波羅蜜(ろくはらみつ)』という、以下の修行項目を表します。

1、布施(ふせ)
🔹損得感情無しに施しあうことで、貪りを離れましょう。
そもそも本来この世界には「私の所有物」というものは成り立たないのですから。

2、持戒(じかい)
🔹戒(道徳・良い生活習慣・躾)を守り、自律した生活を送りましょう。戒によって守られる。

3、忍辱(にんにく)
🔹この世は一切皆苦という事実・道理をわきまえて、思い通りにならない事や、不満足に耐える。
自分の力ではどうしても変えられないものに耐える力。受容力。

4、精進(しょうじん)
🔹家庭での日常や、仕事といった「普段の生活」を自覚的に丁寧に、マインドフルネスに行いましょう。
流されるままの、自主性を欠いた無自覚な生活は「生きた屍」と変わらない。

5、禅定(ぜんじょう)
🔹常に自分の心の動きを詳細に観察して、感情(煩悩)に振り回されて、飲み込まれないよう、心穏やかに過ごしましょう。

6、智慧(ちえ)
🔹上記の5項目を実践する事で現れる、事実(真理)に目覚めた者、ブッダ(覚者)の生き方を致しましょう。

以上の六波羅蜜を〝普段の生活の中で〟集中的に実践する期間が仏教徒としての『お彼岸』なのです。

また、太陽が真東から昇り、真西に沈む時期であることから、西方極楽浄土の信仰や先祖供養に結びついたり、五穀豊穣を願い八百万の神々に感謝をするなどの、太陽信仰の風習にもその起源があるようです。

以上の事から、仏教的彼岸と日本独自の風習文化の日願(ひがん)が融合したものが、現代の『お彼岸』の起源となりました。

はやくも陽興寺では、檀信徒のみなさまが連日、お墓掃除とお参りにいらっしゃっております。

いのちを敬い、いのちを祀り、いのちを輝かせる『ブッダの生き方』で、日々を安楽・安穏・幸福にお過ごしください。🙏☺️

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陽興寺の景色
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すてき

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