浄土宗玉田山
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瑞寳寺の編集履歴
2023年06月05日 00時13分
ご由緒
瑞寳寺はいつ頃創建されたかは不明ですが、もと玉田山の地続きの瑞寳寺山に在ったと言い伝えられ、住僧と蛇にまつわる「乙ヶ池」伝説が残されています。
徳川時代以前は根来寺に属し、新義真言宗であったが、延宝(1672~1680)の初め浄土宗知恩院の末寺となり、玉田山自然院瑞寳寺と呼ばれています。
本堂は安政6年(1859年)に七間四面の四柱重層の伽藍に改修され、特に上層と下層の間に彫刻を施した板を張り付け、、所々に風穴を開けて風害を避けると共に堂内の湿気を調節する空気抜きを造っている外、軒種木も全て扇種木の手法を用いられている等、大工棟梁の苦心の設計が偲ばれます。
本堂内陣四本柱の桂掛、本堂正面に高く掲げられている「殊明閣」の扁額は書家、田中瓊田の筆による雄渾卓抜の筆致で、瓊田生涯の傑作と言い伝えられ貴重な文化財であります。
堂内には、波太神社境内の神光寺から移されたと云い伝えられる厨子入り聖観世音菩薩立像(平安時代後期の作)や、子安地蔵菩薩立像(体内仏あり)等、阪南市指定有形文化財の仏像が安置されています。
山号
玉田山
院号
自然院
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