恵門之不動のお参りの記録(1回目)
香川県日生駅

9月。夏も終わりですね。
個人的な話ですが職場で続くゴタゴタに
いささか疲れ果てました。
家の宗教は神道、
神社検定２級保持者の私ですが、
こころ優しい八百万の神々では手に負えぬ。
かくなる上は不動明王様の炎と忿怒の御力で
我が身にへばりついた
厄・災い・煩悩を焼き切っていただこうと
厄除けのご祈祷を受けるため
フェリーに乗り込みました。
目指すは絶壁の中腹に建つ
小豆島霊場第八十一番・恵門之不動。

(大部港からタクシーに乗ろうっと)
甘く考えていた私、
港にはタクシーの影もなく、
配車に20分以上かかるとのこと。
(助けてください！)とばかり
あちこちで尋ねまくってみたところ、
本院・子安観音寺のお坊さんに
送迎して頂けることになりました。
（なんたるお慈悲！）

勾配に次ぐ勾配、悪路に次ぐ悪路。
凄まじいドライブの果て到着したのは
絶壁の中腹にへばりついたお寺。
睨みを効かす不動明王様の眼前で
メラメラ燃える炎、
高らかに唱えられる般若心経…
何もかも異次元、別世界の体験に
私にへばりついた厄も
ボウボウ燃え尽きてしまったようです。

これまた私事になりますが、
私の母・ケイコの「恵」に
父・マモンの「門」。
一字ずつ取った「恵門之不動」、
なにやらご縁が感じられ、
どうしても訪れたい！と思ったのでした。
いろんな方のご親切で実現した
この度の厄除け参り、
本当に本当に、いいお参りでした。