真言律宗
福智院のお参りの記録一覧(2ページ目)
大和北部八十八ヶ所にて過去参拝。
御本尊は地蔵菩薩さま。大きさに驚きました。
56億7千万年後に 如来 になる事が約束されたお地蔵さまだそうです。
#福智院
ご本尊は地蔵菩薩。
#地蔵菩薩 #地蔵大佛
ここ福智院の像は地蔵大仏といい、菩薩ながら如来としての功徳を有することが、様々なアトリビュートで示されている。お堂の中で、解説を聴きながら像を間近で見れるので、好きな人ならば至福の時間を味わえるはずだ。
彼の大仏たるゆえんの1つが、光背に現れた化仏。東大寺の大仏のものが有名だ。解説によれば、化仏を生成するのは如来だけの特権みたいなものだと。地蔵大仏の光背からは、六地蔵、エンマ王、太山王などが生じている。
#六地蔵
六道能化(ろくどうのうげ)と言って、地蔵菩薩はお釈迦さまの嘱託を受けて、六道のどこへでも駆け付け、迷える衆生を救い導くとされる。それに基づいて六道のそれぞれに配された分身が六地蔵。
いちいち名前も付いている。真言陀羅尼の解説という書籍によれば、地獄道に擅陀(だんだ)地蔵、餓鬼道に宝珠地蔵、畜生道に宝印地蔵、修羅道に持地(じち)地蔵、人道に除蓋障(じょがいしょう)地蔵、天道に日光地蔵。ただしこれは一例で、異説もあるそうだ。ここ福智院ではどのように伝わっているかは、パンフには載っていない。
関係ないと思うが、七仏薬師や五大虚空蔵にも同じように個々の名前があるらしい。
#福智院
ご本尊は地蔵菩薩。本堂の前のほこらに勝軍地蔵を祀る。
#勝軍地蔵
仏様の尊名の頭にご利益の種類を付けたのぼりをよく見かける。子授け観音、美人観音、身代わり不動、開運稲荷などなど。善峯寺(京都市西京区)の出世薬師は、「どうしてこの仏様にこのご利益を祈った?」と思わず突っ込んでしまったが、もちろんれっきとした由来がある。
何かの本に、そのような看板メニューがいちばん多いのが地蔵菩薩だと書いてあった。確かにそうだと思う。今まで目に入ったのをざっと思い出しても、子安地蔵、水子地蔵、延命地蔵、トゲ抜き地蔵が浮かぶ。
真言陀羅尼の解説という書籍によれば、それらは変化観音などと違い、経典には全く言及が無いそうだ。後世の人が考え出したものであろう、と。
勝軍地蔵もその1つ。甲冑に身を固め白馬にまたがった姿だ。
ところで、僕は個人的に、彼にはけっこう謎めいたイメージを持っている。とにかく情報が少ない。仏像はあまり見かけないし、書籍などで項目を立てて紹介されることも稀だ。だがその割に、寺社の由緒などが書かれた看板などで、とある戦国武将が崇敬した、みたいな記述を何度か目にした。そこでは以前に祀られていたのかもしれない。
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