創建については明らかではない。
この地域は昔は高野林村と言い、その氏神が大原神社です。
口伝には御祭神は多賀の神とあり、すなはち伊邪那岐命・伊邪那美命二神であります。
昔、高野林の里が大きな地震で揺れたことがあった。大地が動き、家が崩れ落ち、地面が裂けて、うち続く災害が度重なり、里人は嘆いた。その有様に人々は恐れたが、ある時、長人の夢に神が現れ、多賀の神を祀るようにとのお告げがあり、里人とってお告げに従ったところ、心の絆が高まり、秋の実りの多い年が続いたと伝える。
7月31日には水無月祭が斎行され、お百度詣りをする神事が、300年以上も続けられている。