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きりくはちまんぐう

吉利倶八幡宮の御由緒・歴史
京都府 小野駅

ご祭神応神天皇・仲哀天皇・神功皇后
創建時代仁寿三年(八五三)の創建
ご由緒

仁寿3年の創祀。江戸期までは勧修寺の鎮守社であり、現在は小野の産土神。「吉利倶八幡宮」という名称は、かつて境内の老杉が倒れたため切断したが、切断面に梵字で「吉利倶」の3文字があったことに由来している。
 現本殿は元禄8年の建築で、大工の名から勧修寺の元禄復興の一環として再建されたみられている。その後、享保19年・安永8年に修理された記録が残る。本殿は桁行3間・梁行2間の切妻造桧皮葺で、向拝部分は享保の修理で改変されたものと推定されている。内部は内外陣の間仕切りが棟通りと一致せず、内陣には祭壇が設けられている。
 江戸中期の大型切妻平入本殿の形式をよく伝えるものとして京都市指定有形文化財に指定されている。

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