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おおとしじんじゃ

大歳神社の御由緒・歴史
京都府 東向日駅

ご祭神《主》大歳大神,《配》石作神,豊玉姫命
創建時代養老二年(718)
創始者不詳
ご由緒

 祭神は大歳神で養老二年(718)二月の創建と云う。
 相殿に石作神と豊玉姫命を祀る。
 当社は平安時代初期(927)に編纂された『延喜式神名帳』に山城国122座中、大社52座の一つとして記される古社である。
 境内は古くは栢の森と称され、平成七年に京都市の史跡に登録される。
 また、神社は栢大明神とも称され、農耕生産の神、ひいては方除祈雨にも霊験ありと知られ当地方の守護神である。
 相殿の石作神は代々石棺を造っていた豪族の祖神であり、火明命の後裔である。
 垂仁天皇の后、日葉昨姫命おかくれの時、石棺を献上し、石作大連公の姓を賜った。石作連を祀った石作神社は延喜式神名帳に記され、貞観元年従五位下に昇格している。
 『大日本史』に石作神社今灰方村大歳神社内にありと記され、石作氏衰微後、当社に合祀されたものである。
 現在の本殿は昭和十六年に長岡天満宮の旧本殿を拝領移築し、また神楽殿は平成二十五年におよそ60年ぶりに再建されたものである。

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